今宵の一枚はケニー・バレルのAll day long。レーベルハprestige、ロクオンハ1957年?。このアルバムはprestige All starasと称し所属するJazz menを集め数多く録音された一枚だ。イースト・コーストを代表する演奏である。とにかくみんな上手い。A面冒頭のフランクの分厚いtsの咆哮はこれぞtsといった感じだ。コルトレーンとは違った肩の力が抜けた演奏であるけれど、力強いサウンドでたいへん魅力的だ。トニーのピアノは流れるようなタッチで気持ちが良い。ケニーのギターも同じく、華麗、流麗の言葉がぴったりの演奏でこの二人は相性がよさそうだ。ドナルドのtpも溌剌とした演奏でかつやはり音が厚い。フランクと絡むと渾然一体となって音が押し寄せてくる。
聴きどころはなんといってもA面全部を費やすAll day long。メンバーのソロが長く聴きどころ満載だ。中でもケニーの他のプレーヤーとの絡み方が絶妙。
side A
1.All day long
side B
1.Slim jim
2.say listen
3.A.T.
(personnel)
Kenny Burrell(guitar)
Frank Foster(ts)
Donald Byrd(tp)
Tommy Flanagan(piano)
Doug Watkins(bass)
Art Taylor(drums)