![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/a8/2ef600322d4adff5ef694917c559bdd9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/1e/c40fac9cabbe434785ced40a5c0e8526.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/93/ce97af8a65f30a3f02feb0b49868915c.jpg)
今宵の一枚はマイルのMiles Smiles。録音は1966年10月、レーベルはCBS。マイルスは時代を切り開く革新者である。プレーヤーとしてももちろん超一流だが作曲や楽曲の斬新さ、新規性が群を抜きいつ聴いても新しい発見がある。また、誰もが認める新しい才能の発見者、それも確かな慧眼でまったく外れが、ない。
マイルスと共に半ば伝説と化しているQuintetも素晴らしい才人揃いで、全員といっても過言ではないほどJazzの世界の革新者達である。このアルバムは1960年代を代表する面々ですでに耳タコながら何度聴いても唸らせられる。1950年代のコルトレーン、ガーランド、ポール・チェンバース、ジョーンズのメンバーも凄いが、このアルバムのショーター、ハンコック、カーター、ウィリアムスもため息が出るほどだ。とりわけ、ショーターは作曲の才能が秀で、全6曲中3曲が彼の手による。マイルスはサークルの1曲のみ。
圧倒的な演奏とJazzの未来を予感させるこのアルバム、個人的な一押しはB面2曲目の「Freedom jazz dance」マイルスでもショーターでもないエディ・ハリスの曲ながらまさにFreedomな曲想だ。
side A
1.Orbit
2.Circle
3.Footprints
side B
1.Dolores
2.Freedom jazz dance
3.Ginger bread boy
personnel
Miles Davis(tp)
Wayne shorter(ts)
Herbie Hancock(piano)
Ron Carter(bass)
Tony Williams(drams)