アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

久々の新顔登場

2017年04月30日 23時50分54秒 | オーディオ








新しい仲間が加わった。今回はオーディオボード、現在CDの出音がLPの出音を凌駕する状況で、改善必須。で、以前から導入したい、と考えていたオーディオボードを購入。素材により響きがずいぶんと違うので選択に迷ったがここは手堅く余韻が綺麗に出る、という固い素材に決めた。御影石である。市販品は大きさがフィットするものがなく、ワンオフで特注。幸い石材店を営む友人がおり、彼にお願いした。簡単に考えていたが、GT2000のサイズに合わせると、大きく、重い。55cm×40cm×3cm。重量約15Kgである。

さっそく試聴。濁っていた高域のハイハットの余韻が混濁せず綺麗に伸びるようになった。中低域もクリアーになった。しかし悩まし事態が。なんと、御影石同じ大きさでもう1枚あるのだ。というのも、部材の切り出しの関係で。55cm×40cm×3cmは中途半端とのことでもう1枚タダで進呈頂いたのだ。ありがたい。で、こちらもさっそくSA-60の下へ。ここで問題。ラックの内径は53cmしかないのだ。縦横逆に設置した。

いやはやCDの出音も大幅に向上。LP以上に全帯域クリアーでより方強い音に。回転系の振動はアナログよりデジタルの方が大きいわけで、こちらの方がより効果的なのだ。皮肉なことになんとも悩ましい結果に。根本的にはアナログプレーヤーの音質そのものの問題にどうしても帰結してしまう結果となった。

SP10かBL-111か。?



Swingin' The'20s/Benny Carter

2017年04月24日 00時29分25秒 | ジャズ







ご無沙汰である。久々の更新。で、今宵の一枚はBenny CarterのSwingin' The'20s。録音は1958年2月、レーベルはcontemporary。演奏はBenny Carter、Earl Hinesの両巨頭が大きくフィューチャーされる。説明するまでもない大御所である。この二人はアルバムタイトル通り1920年代に活躍した、いや当時(スイング時代)の代名詞とも言える人物。50年代、60年代のサウンドに慣れた耳にはどこかのんびりしているが、よく聴くとさすがの演奏である。貫録タップリで存在感が凄い。とりわけEarlのpianoのドッシリとした響きに圧倒された。Bennyの流れるようなasの響きもグイグイと引き込まれる。澱みなく朗々と流れる川のごとき演奏で、これぞスイングと快哉を叫びたくなる。二人の間が絶妙。素晴らしい。Bennyがtpを吹くとは恥ずかしながら知らなかった。これが意外に良い。(失礼)

一方リズム隊は二人のサポートに徹し決して前に出てこない。Shellyのdrumsが実に渋い。燻し銀である。


side A

1.Thou Swell(Richard Rodgers, Lorenz Hart)

2.My Blue Heaven (Walter Donaldson, George A. Whiting)

3.Just Imagine(Buddy DeSylva, Lew Brown, Ray Henderson)

4.If I Could Be with You (One Hour Tonight)" (James P. Johnson, Henry Creamer)

5.Sweet Lorraine" (Cliff Burwell, Mitchell Parish)

6.Who's Sorry Now?" (Ted Snyder, Bert Kalmar, Harry Ruby)

side B

1.Laugh, Clown, Laugh (Sam M. Lewis, Ted Fio Rito, Joe Young)

2.All Alone (Irving Berlin)

3.Mary Lou (J. Russel Robinson, Abe Lyman, George Waggner)

4.In a Little Spanish Town (Mabel Wayne, Lewis, Young)

5.Someone to Watch over Me (George Gershwin, Ira Gershwin)

6.A Monday Date(Earl Hines)



(personnel)

Benny Carter - as, tp

Earl Hines - piano

Leroy Vinnegar - bass

Shelly Manne - drums



The Oscar Peterson Trio/Canadiana Suite

2017年04月01日 23時47分43秒 | ジャズ







今宵の一枚はOscar Peterson TrioのCanadiana Suite。録音は1964年9月、レーベルはlimelight records。久々の更新である。で、このところ続いているピアニストのアルバムだ。ご存じOscar Peterson、とにかく上手い人でリズムに乗った速弾きではこの人にかなう人はいないだろう。何時もノリノリの演奏を聴かせてくれのだが、このアルバムはちょっと趣きが違う。A面の1曲目に針を落とすと、やけにおとなしくどこか物悲しいピアノの響き。とはいえ2曲目からは彼らしい、溌剌としてプレイだ。このアルバム表題からして、いつもと違う。故郷カナダへのオマージュが組曲として構成され、広大な大地を表現している。曲目が地名である。残念ながらCanadaへは行ったことがないので、イメージがわかないが演奏もどこか大らか大陸的である。bassのray BrownとdrumsのEd Thigpenは随分と控えめで、おとなしい。

録音はまずまず優秀。左にドラム、センターにピアノ、右にベースと綺麗に別れている。ただピアノにフォーカスし過ぎの感あり。意図的かな。?


side A

1.Ballad to the East

2.Laurentide Waltz

3.Place St. Henri

4.Hogtown Blues

side B

1.Blues of the Prairies

2.Wheatland

3.March Past

4.Land of the Misty Giants

(personnel)

Oscar Peterson – piano

Ray Brown – double bass

Ed Thigpen – drums