アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

KingCrimson(Islands)

2016年02月29日 00時14分16秒 | ロック

週末はRock(あ、もう週明けか)。今宵の一枚はKingCrimsonのIslands。録音は1970年、レーベルはAtlantic。このアルバム実に25年ぶりにターンテーブルに乗った。Crimsonといえば、「21世紀の精神異常者」や「太陽と戦慄」、「ポセイドンの目覚め」をずいぶんと聴き込んだが、なぜかこのIslandはほとんど聴かなかった。B面に至ってはおそらく今回を含めで数回しか針を落としていないだろうから、曲の記憶がない。Jazz風でありまたClassic風でもあり、なんとも不思議なアルバムである。A面最後のThe letter。詞が強烈で女は怖いなぁ、とつくづく思ったもの。

 

"The Letters"

With quill and silver knife She carved a poison pen Wrote to her lover's wife: "Your husband's seed has fed my flesh". As if a leper's face That tainted letter graced The wife with choke-stone throat Ran to the day with tear-blind eyes. Impaled on nails of ice And raked with emerald fire The wife with soul of snow With steady hands begins to write: "I'm still, I need no life To serve on boys and men What's mine was yours is dead I take my leave of mortal flesh"

 

side A
1.Formentera Lady

2.Sailor's Tale

3.The Letters

side B

1. Ladies of the Road

2.Prelude: Song of the Gulls

3.Islands

(personnel)

Robert Fripp(guitar,mellotron,peter's pedal)

Mel Collins(fl,bass fl,saxes,vocal)

Boz(bass guitar,lead vocal)

Ian Wallace(drums,percussion,vocal)

guest player

Keith Tippett(piano)

Paulian Lucas(soprano)

Robin Miller(oboe)

Mark Charing(cornet)

Harry Miller(string bass)

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C5手強し

2016年02月28日 15時15分48秒 | オーディオ

フルオーバーホール後1週間経過したC5、多少解れてきたがまだまだである。それにしても毎日5時間以上ガンガン鳴らしているのにあまりにエージングが遅い。旧いオーディ雑誌を巡っていると気になる記事を発見。亡くなった長岡(鉄男)さんの評価記事である。掲載は別冊FM fun40号、1983年冬号。以下抜粋。 *長岡さんは高名なオーディオ評論家でバックロードホーン形式の自作スピーカーと歯に衣着せぬ辛口の評論で有名。コストパフォーマンス重視で菅野沖彦氏とは対極の人だった。

ここから
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ミュージックノースでのヒアリング、驚いたのはメインアンプに接続するピンピン ケーブルにより音の差だ。セパレートアンプはすべてピンピンコードで音が変わる。 しかし、このプリみたいに極端に音が変わるプリは少ない。四種類のピンコードを 使ったがまるで音が変わってしまう。最悪のものと最高のもので音の違いは五倍 か十倍か、とても同じプリとは思えないほど違うのである。 相性の良かったコードは、直流抵抗の特に低い2芯式のシールド線だった。並行 コードをシールドしたものである。
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そういえば、P-309+MZ-1はN氏の特注して作って頂いたWスーパーサーボケーブルを使った試聴だった。N氏に伺ってみると、2芯シールドの変更型サーボ仕様とのこと。中身はPCトリプルCを使った優れもの。通りで音が違うワケだ。さっそくケーブルの製作をお願いした。 いやはや、C5は手強い。さすがにハイエンド機、使いこなしも高度なようで。

 

 

 

 

 

 

 

 




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Sarah Vaughan(Sarah Vaughan:Duke Ellington song book 1)

2016年02月25日 00時58分33秒 | ジャズ

今宵の一枚はSarah VaughanのSarah Vaughan:Duke Ellington song book1、録音は1979年、レーベルはpablo。Sarah Vaughanはおtにく音域が広い。まるでオペラ歌手の様だ。このアルバムでも堂々たる唄っぷりで貫録十分。こと歌の上手さでいえばJazz vocal No1かもしれない。1979年と比較的新しい録音で彼女の晩年の作品。とはいえ全盛時代と何ら変わらない。驚くべきはバックのmusician。大物揃いである。tsのZoot Smith、tbのJJ Johnson、guitarはJoe PassなどなどさすがSarah。どの曲も珠玉の名曲ばかりで、目移りしてしまうが、個人的にはB面最後のDay Dreamが一押し。冒頭のbassの響きがなんとも心地よい。 録音は普通、良くも悪くもない。もう少し響きが欲しいかな。?

side A

1.In a Sentimental Mood (Duke Ellington, Manny Kurtz, Irving Mills)

2.I'm Just a Lucky So-and-So (Mack David, Ellington)

3.(In My) Solitude (Eddie DeLange, Ellington, Mills)

4.I Let a Song Go Out of My Heart (Ellington, Mills, Henry Nemo, John Redmond)

5.I Didn't Know About You (Ellington, Bob Russell)

side B

1.All Too Soon(Ellington, Carl Sigman)

2.Lush Life(Billy Strayhorn)

3.In a Mellow Tone (Ellington, Milt Gabler)

4.Sophisticated Lady (Ellington, Mills, Mitchell Parish)

5.Day Dream (Ellington, John Latouche, Strayhorn)

(personnel)

Sarah Vaughan – vocals

Billy Byers – horn, vibraphone

Frank Foster – tenor saxophone

J. J. Johnson – trombone

Joe Pass – guitar

Bucky Pizzarelli – guitar

Waymon Reed – trumpet, flugelhorn

Jimmy Rowles – piano

Andy Simpkins – bass

Zoot Sims – tenor saxophone

Grady Tate – drums

Frank Wess – flute, tenor saxophone

Mike Wofford – piano

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Doris Day(Young man with a horn)

2016年02月23日 02時02分13秒 | ロック







今宵の一枚はDoris DayのYoung man with a horn、録音は1950年、レーベルはhallmark。DorisDayは明るく、健康的かつ品行方正なタイプで屈託がなくストレートに歌い上げる歌手だ。真面目過ぎてなんとなく敬遠しがちだが、なかなかどうして歌はうまい。このアルバムは彼女が出演した映画、Young man with a hornのsound truck、「邦題は情熱の協奏曲」である。切々と歌い上げるDoris、泣かせます。Chrisのようなゾクゾクするような魅力はないけれど、爽やかで惹かれるものはある。

Harry James楽団がバックだが、御大Harryのtpが前面に出てる。trmunpet吹きの映画だがら当然といえばそれまでだが、これが素晴らしい。monoな録音ながらリアリティがあって音が前に出てくる。Dorisの歌も同様に自然な響きで心地よい。monoであることと、こと音質は別。余計なミキシングをしていない録音は年月が経っても色褪せず、見事な質感だ。

side A

I may be wrong

2.The man I love

3.The very thought of you

4.Pretty baby

5.Melancholy rhapsody

6.Would I love you

side B

1.Too marevelous for worlds

2.Get happy

3.I only have eyes for you

4.Limehouse blues

5.With a song in my heart

6.Lullaby of Broadway

(personnel)

Doris Day

Herry James and his orchestra






























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阿川泰子(Sunglow)

2016年02月22日 23時52分52秒 | ジャズ







今宵の一枚は阿川泰子のSunglow。録音は1981年、レーベルはVictor。実はこのアルバムjazzとうよりはfusion、紹介するのを躊躇ったが、standardな曲ばかり唄っていた阿川泰子が初めてリリースしたfusionないやvosanovaなアルバム。彼女の新境地にて取り上げることにした。このアルバムbackのmusicianが豪華。松岡直也&wesingの面々である。御大松岡直也を筆頭に、村上秀一、中村裕二、土方隆行、和田アキラ、土岐英史、伊藤たけし、ベッカーの面々。非常にpopなノリが良い演奏で、アレンジも素晴らしく軽快な、耳に優しいSoundに仕上がっている。相変わらず舌足らずな阿川泰子、彼女もwesingの演奏に乗ってスイスイと熱くなることなく、軽やかにswing。しかし不思議なもので、Jazzもfusionも結局は阿川節になるからおもしろい。正直歌唱力は、笠井紀美子や中本マリと比較するにはかわいそうだが、なんせ美人。


なんとこのアルバム30万枚売れたそうな。Jazz(fusion) Vocalでは空前絶後、今ではこのセールスを抜くことは100%不可能である。

side A

1. SKINDO-LE-LE
2. CINEMA
3. PARDON MY ENGLISH
4. ISLAND BREEZE


side B

1.IN THE NAME OF LOVE
2. SHE ~ SENIOR DREAMS
3. THIS SIDE OF FOREVER
4. HERE AND NOW
5. SONG OF THE WAVES


(personnel)

Yasuko Agawa(vocal)

Naoya Matsuoka & We-Sing
Keybords : Naoya Matsuoka
Bass : Yuji Nakamura
Drums : Shuichi "Ponta" Murakami
Percussion : Pecker, Martin Wilwerber, Yoichi Mishima
Guitar : Akira Wada
Trumpet : Kazumi Takeda, Kenji Nakazawa,Kenji Yoshida
Trombone : Michio Kagiwada, Tadanori Konakawa
Sax : Hidefumi Toki, Takeshi Ito

















まだまだこれからだぜ、C5

2016年02月21日 23時53分05秒 | オーディオ



昨日、受け取ったC5。3時間ほど聴いたところ音が固くまだまだ本調子からほど遠い。現状ではP-309+MZ-1に及ばずである。今の時点で比較するのは無理がある。P-309もオーバーホール後本調子になるまで1か月掛かったわけで当然C5も、29個ものリレーを交換さらに全電源にカップリングコンデンサーを追加しているので、現時点では本来の性能を発揮していないのだ。高級機であればあるほど、この傾向は顕著。発売時78万円、もし今同じ物を作れば100万円でも作れないほど凝りに凝った内容のC5。エージングには時間が掛かるいうもの。以前のMZ-1も本調子になるまでタップリ時間が掛かった。


一言でいうと音が固い。全帯域と縮こまった印象だ。唯一高域の伸びがP-309+MZ-1に勝る点だろうか。細かい音もよく拾っている。

まだまだこれからだぜ、C5。

C5早くも帰還

2016年02月20日 16時30分36秒 | オーディオ





C5の修理があがった。わずか2週間でメンテナンス終了さすがN氏慣れたものである。現在パイオニアはホームオーディオ部門はオンキョーに売却し本来であればメーカーサービスはできないはずだが、元々ハイエンドのExclusive製品に関しては世田谷工房で担当。その主たるN氏が独立され、YBN岡山を営まれており、引き続きサービスを担当されているわけである。今回はすべてのリレーと劣化したコンデンサー、基板の半田修正などなど占めて90,000円強となった。メーカーメンテナンスだからむしろや安いくらいだ。傷だらけだったファンクションセレクター、なんと新品在庫あり。気分最高だ。

これから所要で出かけなくてはならず、明日の夜まで試聴はお預け。
30分ほど聴いた感想はとにかく澄み切った高域が印象的だった。

The Modern Jazz Quartet(Lonely Woman)

2016年02月20日 00時46分39秒 | ジャズ



今宵の一枚はMJOのLonely Woman、録音は1962年、レーベルはAtlantic。偶にはCDだ。アルバムタイトルになっているLonely Woman、A面冒頭の1曲だが実に印象的な出だしでメロディーがス~と頭に入ってくる。ご存じ、Ornette Colemanの作曲である。avant-gardeな響きと共にどこか物悲しい響きがするこの曲、実に印象的で脳裏に焼き付いている。ジャケットの女性の写真を見るたび、メロディーが聴こえ始める。以下Animal Dace、N.Y.19と続く一連の楽曲は、いずれも軽やかでいてハーモニー完璧のいつものMJQ節。個人的にはMiltが四人の中では一番好きだ。

MZ-1で聴くと、高域の伸びが印象的、620Bは同軸2WaySPにて上はたいして伸びていないにもかかわらず、少しボリュームを上げると耳にキーンとMiltのvibが響くから不思議。また音がフワッと広がり音離れの良さが際立ち、SPの周りに音が固まるのでなく、グッと前後左右に広がる。とりわけ奥行きの深さはちょっと例がないくらい。以前持っていたLaxmanのB-10IIも奥行きが出たが負けていないのではないか。同じモノーラルアンプでも片や、重量46Kg×2、500W+500Wの怪物アンプ、比較できること自体MZ-1の能力の高さが伺える。無帰還アンプ由だろうか。

驚くべきは量感。低域も締まっていながら豊かな音量を醸し出す。
聴き込むほどに魅せられるMZ-1、大したヤツである。




1.Lonely Woman

2.Animal dance

3.New York.19

4.Belkis

5.Why are you blue

6.Fugato

7.Lamb.leopard

8.Trieste


(personnel)

John Lewis(piano)

Milt Jackson(vib)

Percy Heath(b)

Connie Kay(drums)







M-Z1再び

2016年02月17日 23時19分54秒 | オーディオ







衝動的に買ってしまったC5(プリアンプ)に見合うパワーアンプを探していた。P-309+M-509は納品(オーバーホール終了)から1ヵ月強ちょうどエージングが終わり、本当に良い音を奏でていて手放すのは惜しいのだが、あいにくと寂しい懐具合が手元に置いておくことを許さないのだ。フルオーバーホール前とはいえ、C5+M-509の出音が、P-309+M-509に及ばなっかったのも選手交代の一因でもある。いろいろと組み合わせを考えあれこれ妄想を楽しみ、落ち着いた結論がLuxmanのM08か、純正組み合わであるM5もしくはM-Z1。M08はあいにくオークションで競り負け。M5は師匠?でありパイオニアで長らくアンプ設計に携わったN氏がお勧めせず、との御託言。となければ、MZ-1しかないではないか。

幸い折よく程度の良さそうなMZ-1がオークションに出品され「おいでおいで。」と手を振っているではないか。!(笑)MZ-1、実は10年前ほど前N氏にフルオーバーホールしていただき、暫く手元に置いたことがあったのだ。当時のプリはAccuphaseのC240、相性が悪かったのか、それともL-10(スピーカー)との相性か今一つだったか定かではないが、手放ししてしまった。とはいえ、力強く鮮明な音には驚いた記憶がある。

日曜に落札、月曜日発送で本来であれば昨日受け取るはずだったが、あいにくと定年を迎えられた同僚の送別会。本日到着である。

モノーラルアンプにててっきり2個口かと思いきや、1個口。佐川の兄ちゃんが盛んに「これ重いですよ~。」と不満タラタラ。当然である。片チャンネル19Kg、占めて38Kgだ。そりゃ重いはずだ。送料無料故、節約したのだろう。一瞬梱包に不安が走ったが、幸い取りこし苦労。某社の二重梱包箱に格納され、緩衝材で固定され動かない状態だった。これなら問題ない。

はやる気持ちを抑え開封(解梱?)し、セッティング、音出し。驚きのSoundが眼前に広がった。プリはP-309なれど量感が凄い。明らかにP-309+M-509を凌駕、620Bから聴いたこともない音が飛び出るではないか。!しかもclear、鮮明な、力強い音だ。10年前の記憶が蘇ったぞ。このアンプ無帰還でNFBを巧妙に打ち消しているのだ。いま市場に出ているアンプでNNFBアンプは、ない。明らかに異質な音で戸惑うかもしれない。M-509は200W+200W、MZ-1はわずか60W+60Wながらまったく遜色ない、それどころか聴感上は後者が前者を圧倒である。


これはいよいよもってC5との顔合わせが楽しみ楽しみ。

それにしても1979年当時これほどのアンプを開発したパイオニアの技術力の高さに脱帽である。なんでも凝りに凝った内容で定価60万円にも拘わらず作れば作るほど赤字。予定生産台数に達したらそのまま終了だったとか。オーディオ全盛期の怪物である。しかしアンプはいったいどれほど進歩したのか、と考えさせられた。

Jimmy Rushing(goin' to Chicago)

2016年02月16日 23時55分30秒 | ジャズ







今宵の一枚はJimmy RushingのGoing to Chicago。録音は1954年、レーベルはVanguard Jazz Showcase。なぜかA面の1曲だけボケた録音でがっくりだが他の曲は鮮明で素晴らしい。惜しむらくはmono録音だということ、もっとも聴き込めば気にならなくなる。Jimmy Rushingは長らくCount Basieと音楽活動を共にし、彼の楽団で歌っていた。太っちょの体格から容易にに想像できるように声量豊かで、いかにもBlues singerらしい。一種哀感を帯びたその声は人を惹きつけるものがある。脇を固めるplayerもなかなか魅力的だ。とりわけpianoのSam Price豪快にして繊細、しっかりJimmyをサポートしているのが印象的だ。


side A

1.Going to Chicago

2.I want a little girl

3.Leave me

4.Sent for you yesterday

side B

1.How long.how long

2.Boogie woogie-I may be wrong

3.How you want your love in done



(personnel)

Jimmy Rushing(vocal)

Sam Price(piano)

Pat Jenkins(tp)

Henderson Chambers(tb)

Ben Richardson(ts,cl)

Buddy tate(ts)

Walter page(bass)

Jo Jones(drums)


Wynton Kelly(Kelly Blue)

2016年02月15日 23時07分47秒 | ジャズ







今宵の一枚はWynton KellyのKelly Blue、録音は1959年、レーベルはriverside。このアルバム、とにかく音が良い。スピーカーの左右いっぱいに音が広がり、嬉々として音楽を奏でる様子がヒシヒシと伝わってくる。ノリが良く スイングしまくりである。音量を上げてるとあたかも眼前にplayerがいるかの如く錯覚に囚われる。ALTEC Sound全開である。この音ならその辺のJazz喫茶には負けない出音である。

Wynton Kellyのpianoは当然聴きごたえ十分だが他のplayerも素晴らしい。とりわけ、flのBobby JasparとclのNatAdderleyの絡みはなんとも魅力的だ。普段cornetという楽器はあまり馴染みがないので余計そう思えるのかもしれない。その他の曲も名曲ばかりで、どの曲を選んでも楽しいが個人的にはやはり、「Softly, As in a morning sunshine」(朝日の如くさわやかに)が好き。ここでのWyntonのpianoはなんとも気持ちが良い。アップテンポでウキウキと思わずリズムを取りたくなる。

drumsのJimmy CobbとbassのPaul Chambersは、なんたってMilesのリズムセクションそのもの、強力なわけである。



side A

1.Kelly Blue

2.Softly, as in a Morning Sunrise

3.Green Dolphin Street


side B

1.Willow Weep for Me

2.Keep It Moving

3.Old Clothes

(personnel)

Wynton Kelly(piano)

Nat Adderley(cornet)

Bobby Jaspar(flute)

Benny Golson(tenor saxophone)

Paul Chambers(bass)

Jimmy Cobb(drums)


Grand Funk(Caught in the Act)

2016年02月14日 23時57分26秒 | ロック







今宵の一枚はGrand FunkのCaught in the Act。録音は1975年のライブ、レーベルはcapital。懐かしい実に懐かしいアルバムだ。このアルバムがリリースされた1975年は来日公演があり、5月の武道館公演に行ったのだ。RockのライブはこのGrand Funkが初めてで大いに興奮した。もちろん、recordやEMでは知ってはいたものの、生で聴くHard Rockは鳥肌もので、感動した。大観衆、大音量、そして熱気。見るもの、聴くものすべてが新鮮で興奮したものだ。


ZepplinやDeepPurpleと言った英国系とはずいぶんと違うSoundで、カラッとした爽やかな感じの音作りだろうか。粘らない粘着しないのだ。音が内側ではなく外へ外へ広がる感じ。嫌みのない音である。好きな曲ばかりだが、個人的にはWe're an American Bandが好き。単純明確な主張がそのまま曲目になっていて、清々しい。sound的にはBlack LicoriceとT.N.U.C.が一押しかな。


side A

1.Footstompin' Music

2.Rock & Roll Soul

3.Closer to Home

side B

1.Heartbreaker

2.Some Kind of Wonderful

3.Shinin' On

4.The Loco-Motion

side C

1.Black Licorice

2.The Railroad

3.We're an American Band

4.T.N.U.C.


side D


1.Inside Lookin' Out

2.Gimme Shelter


(personnel)
Don Brewer (Drums, Percussion, Vocals)

Mark Farner (Guitars, Organ, Vocals)

Mel Schacher (Bass Guitar, Backing Vocals)

Craig Frost (Keyboards, Percussion, Backing Vocals)


Jeff Beck(Truth)

2016年02月13日 23時32分10秒 | ロック







今宵の一枚はJeff Beckのtruth。録音は1968年、レーベルはepic。言わずと知れた1960年代の掉尾を飾るRock 史上に残る名作。旧い録音でオーディオ的には見るべきものはないけれど、Rock好きには堪りません。なんたってRod Stewartのvocalが素晴らしい。何故かこのアルバムではJeff Beckはおとなしく、Blow by blowのように前面に出てこないのが不思議。それにしても実に30年ぶり針を落とした。偶然、今日は誕生日。過去を顧みるに感慨深いものがある。今日からおやじからじじいの仲間入り。30年たっても進歩しとらん。(爆)

よく言われるようにA面4曲目のyou shock meがおもしろい。You shock meといえばまずはZepの1thが頭に浮かぶし、刷り込まれているので凄く新鮮。このアルバムRockといよりBlues色が極めて濃く、予備知識がなく聴くととてもイギリスのバンドとは思えない。全体にスローなテンポで味があり、枯れた感じ。アメリカ南部の匂いがする。当時はまだまだみんな駆け出し時代で無名に等しいが、Jeff Beck、Rod Stewart、Ron(nie)Woodという今や綺羅星のようなStar達の原点である。ゲスト参加のNicky Hopkinsのpianoが素晴らしい。この人いろなバンドで客演しているが実に良い演奏をする。Stonesのアルバム似も良く顔を出している。

Beck-Olaとのカップリングにて2枚組。


side A

1.Shapes of things

2.Let me love you

3.Morning dew

4.You shock me

5.OL' man river

side B

1.Greensleeves

2.Rock my plimsoul

3.Beck's bolero

4.Blues deluxe

5.I ain't supersttitious


(personnel)


Jeff Beck(guitar)

Rod Stewart(vocal)

Ron(nie)wood(bass)

Mick Waller(drums)








Earl Hines Quartet

2016年02月12日 01時57分57秒 | ジャズ







今宵の一枚はEarl Hinesの Quartet。録音は1977年?、レーベルはChiaroscuro records。Modern Jazz pianoの父と呼ばれているEarl Hines、たいへんswingするpianoを弾いている。非常にノリが良い。ただしこのアルバム、1977年のリリースにしてはなぜかmono録音でライブ。録音が良ろしくないのだ。集中して聴かないとピンとこない。おしい。あいにくこのアルバムしかもっていないので、なんとも言えない。他のアルバムでも聴いて見たい。A面最後のwatermelon manの演奏がおもしろかった。piano lessだがまさにファンキーそのもの。Tiny Grimesが出色。原曲とはずいぶんと趣が違うが楽しさは変わらない。


side A

1.Second Balcony Jump

2.Shiny Stockings

3.Showboat Medley

4.Watermelon Man

side B


1.Time On My Hands

2.Memories Of You

3.Street Dreams / It's A Pity To Say Goodnight

(personnel)

Piano – Earl Hines

Bass – Hank Young

Design – Ron Warwell

Drums – Bert Dahlander

Guitar – Tiny Grimes

渡辺貞夫(How's Everything)

2016年02月10日 01時15分29秒 | ジャズ







今宵の一枚は渡辺貞夫のHow's Everything。録音は1980年、レーベルはEast wind。ナベサダ、人気絶頂時代の武道館ライブである。なんて3日間の興行で30,000人を動員、Jazzのコンサートでは空前絶後だ。今でもこの記録は破られまい。超一流のplayer達と東京フィルハーモニー交響楽団の100人に及ぶオーケストラを従えての演奏である。ストリングスの音が厚いわけだ。ちょっぴり残念なのは、ナベサダ以外に日本人のメンバーがいないこと。Steve Gaddのguitarが素晴らしい。冴え渡った演奏に思わず耳を欹てた。Dave作曲の2曲を除くすべてがナベサダの作曲。個人的にはMzuriが好き。アフリカの大地を想起できるから。それにしてもこのアルバム、2枚組。全曲聴いていたらこんな時間になってしまった。(笑)

side A

1.Up country

2.Mzuri


side B

1.Tsumagoi

2.All about love

3.Nice shot

side C

1.Seeing you

2.No problem

3.Boa notie

side D

1.Sun dance

2.M&M studio

3.My dear life


(personnel)

渡辺貞夫(as、ss、fl)

Dave Grusin(keyboard)

Richard Tee(keyboard,piano)

Eric Gale(guitar)

Jeff Mirono(guitar)

Anthony Jackson(electric bass)

Steve Gadd(drums)

Anthony Jackson(drums)

Ralph MacDonald(con、perc)

Jon Faddis(tp)

東京フルハーモニー交響楽団