10年前の秋、種々の手続きのために
除籍謄本を取りに行きました。
帰宅後、改めてゆっくりと目を通した時のことです。
生年月日、結婚式の日が
記載されているのですが、
数字が並んでいるのに気付いて、
吃驚した事を思い出しました。
それに亡くなった日の10*12を入れると、
9*10*11*12*13の数字。
不思議な気持ちでそれを眺めつつ、
「人にはそれぞれに「定め」のようなものがあるが、
彼は彼自身の人生を完結させた。」
との思いが沸き上がってきて、
深い安堵に包まれたことを思い出します。
ともあれ、見守られつつ、
10年が過ぎました。