SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

Leave me alone

2024-05-31 21:10:00 | 日記
薔薇 レディ・ダイアナ

36歳の若さで
逝去された
ダイアナ妃の
事故後の言葉でした。




アントニン・ドヴォルザーク

1859年、オルガン学校を
卒業したト゚ヴォルザークは
小さなオーケストラの
ヴィオラ奏者として
音楽家生活のスタートを
切りました。
お給料は微々たるもので
ピアノ教師のアルバイトも
こなしますが
生徒であるヨゼファ・チェルマーコーヴァという
人気女優に熱烈な恋心を
抱くようになりました。
まもなくヨゼファは
コウニッツ伯爵に
嫁いでしまい
この恋はドヴォルザークの
一方的な片思いで
終わりました。

失恋の痛手を
振り切るように
夢中で作品を書き続け
1872年には空前の
大成功を収めました。

ドヴォルザークの
書いた歌曲に
「Lasst mich allein」
(私に構わないで)が
ありますが
若い頃に恋したヨゼファが
この歌曲が大好きでした。


ドヴォルザークは
ヨゼファの妹アンナと
結婚して
国際的な作曲家となった
ドヴォルザークは
52歳の時
ニューヨーク国民音楽院の
院長として
破格の高級で招かれます。
ニューヨークに
落ち着いたものの
ホームシックに
苦しみながらも
新天地で接した印象を
「交響曲第9番新世界より」弦楽四重奏曲
「アメリカ」と
いった作品に
みごとに反映させました。

滞在3年目に
「チェロ協奏曲 ロ短調」を
作曲している
彼のもとに
コウニッツ伯爵夫人
ヨゼファから
手紙が届きます。

「親愛なるアントニン、
たぶんもうお会い
できないでしょう。
今、私の人生に
残されたものは
あなたの音楽だけです。
あなたの歌曲
「私に構わないで」を
耳の奥に聴きながら
私は去っていくでしょう

すぐにもボヘミアに
帰りたいと思いながら
彼は作曲中の
「チェロ協奏曲」の
第2楽章に
ヨゼファの愛した歌曲
「私に構わないで」の
旋律を取り入れました。

チェロ ロストロポーヴィチ








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2 コメント

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Unknown (m-sha)
2024-06-01 14:57:53
こんにちは。

今日はカラッとした
晴天になり
とても気持ちが良く
ノースリーブで
過ごしています。

男性の方が
諦めが悪いというか
いつまでも
しがみついて
おられる気がします。

女性は子育てや家事が
忙しいからか
初恋なんて
さっさと忘れて
アッケラカンと
していますよね。

歳を重ねて
初恋の人に会っても
お互いに顔も
わからないだろうし
話題も合わないわよね。

よくぞ、ドヴォルザーク氏
2楽章に書き込まれ
ましたよね。
国際電話やSMSもなく
ホームシックで
よほど参っておられたの
でしょうね。
おかげさまで私達は
美しい2楽章を
聴かせて頂けます❗

良い週末をお過ごし
下さいね。
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ダイアナ妃 (たこちゃん)
2024-05-31 09:58:50
おはようございます。
今日は雨ですが、予報ほどには
ひどくはなくて、ひたすら降っています。
気温がさほどあがらないので、
助かります。

失せ物、見つかったでしょうか?

ダイアナ日の最後の言葉、
マスコミにたくさん流されましたが、
なんだか、話ができすぎ。

恋に悩み、苦しむのは、
芸術家の宿命?
チェロ協奏曲は、有名ですね。

余命が長くないと分かった時、
昔の恋人や楽しかった思い出に
すがりつきたくなるものなのかしら。
でも、実際に会ってみたら、双方で幻滅なんてことにも。
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