中日新聞に掲載されたという
ピアニストの仲道郁代氏の記事に
多いに共感しましたので、
抜粋をご紹介させて頂きますね。
『クラシック音楽は人間に本当に良いらしい。
知性、感性、認知能力、さまざまな能力をたかめるらしい。
最近進んだ音楽神経学という脳科学の研究で明らかにされてきたことだ。』
小林研一郎さんの指揮のもと
プロとアマチュア奏者の混合オーケストラと共演されたようですが、
そのリハーサルは緊迫感が漂うものだったそうです。
『「なんでそんな音出すかなぁ」とマエストロ小林。空気が凍りつく。
「正しい音を鳴らせばよいってもんではないでしょ、
心を伝える音を出さなくては」。その瞬間皆が気付く。音を奏でることの意味を。
それだけで音が変わる。
そこへすかさずマエストロのお言葉。
「そうです、みなさん、出せるではありませんか!」。
なんたる充実感だろう。結果、演奏の表情が変わる。
本気。高揚。感動のうねり。
そんな時、脳のシナプスがピュンピュン伸びてぐんぐんつながるらしい。
いつまでも成長し続ける脳でいられるのだ。』と。
音を漠然と聞いてさらっているようでは駄目。
感性、知性をフル回転させて認識しようとすることが
子供たちの能力向上にも、高齢者の老化防止に良いそうです。
もう少し頑張ろう!、、と元気を貰った朝でしたね。