04月09日 根岸台 |
水銀は常温では液体です。ここに金を近づけると溶けるように金アマルガムになります。これを350℃ほどに加熱して水銀を蒸発させて鍍金と成します。このままだと表面に細かい粒子で凹凸があるので鉄ヘラなどでならします。問題なのは水銀が蒸発すると吸引しやすくなって水銀中毒になりやすくなることです。とても人体に有害なので、現代では水銀の回収装置の無いところでは禁止されています。
大仏様って大きさだけではなく表面を飾ったであろう金だけをみても大変だったことが判ります。金の精製は他にも青化法や灰吹法などがありますが、シアン化化合物や鉛などを使うので危険を伴います。文字通り『金=禁』だったのでしょうね。
あっ、話が完全に横道にそれてしまいました。
まあ、こんな時もあります。
まあ、こんな時もあります。