産経新聞のエコノミーアンケートで、
「多くのエコノミストが経済対策にスピード感が欠けている!
と指摘しているという。
言うまでもないことである。
経済対策だけでなく、
全てにおいて、後手後手の感は否めない。
これはどういうことだろうか?
自民党の人々が、すでに高齢化していることもあるかもしれないが、
それ以前に、
絶対安定多数の中で、
ぬるま湯に浸っているのも大きいと思う。
また、それ以上に、
オジサンたちの感覚を持っていては、
この新しい時代に臨む感覚は難しいのだろう。
いつまでも、このままの状態だと思っている。
新しい時代に、突然とはいえ、
突入したことに気が付かないでいる人たち。
もういい加減に気が付いたとは思うが、
あまりに浸りすぎたおかげで、
彼らには、あまりにも現実を理解するのは難しかった。
そして安倍総理も、その人たちの中の一人であることは、
例外のというわけにはいかなかったようだ。
私たちも本当に突然の状況に、大いに困惑したのは間違いなかったが、
それでも、
前々から、この状況の出現するのを待ち構えていた私からすると、
そんなに驚くことではなかったし、パニックに陥ることはなかったと思う。
新しい波に乗ることは知っていたわけであるから。
だが、
彼らは違った。まったく予想外の出来事として、
どう対応していいか、本当に混乱したのだと思う。
彼らは、もう新しい波には乗れない人たちであるようだ。
そして、情け容赦なく、
新しい波に乗れない人たちを残して、
その波は、次の第ニ波を迎えようとするかのように、
次々と、新しい状況を現している。
前から、時間が早まっているということは言われている。
凄く早く結果が出るようになっているのだ。
だから、
スピーディな反応を求められている。
特に、日本人の慎重な態度は、
後手後手の感が否めないのだ。
日本人は慎重な人たちだから、
状況に対して、
直感的にパパパッと、反応することが苦手だ。
今は、即座に対処することを求められている。
状況を直感的に把握して、その対策を即座に取ること。
それが求められているし、
そういう時代になっているのだという事実。
それができないリーダーは失格である。
それが今の安倍総理には求められているのにもかかわらず、
今までと同じ感覚で対応しているのが、安倍総理である。
農耕民族としての日本人の特徴に、
私たちは対応できないでいる指導者を見ているのだ。
早くしろ!と、内心では思っていても、
なかなかそれができないでいる指導者を、
私たちは甘受しているのだ。
もう次の指導者を探すしかないのか。
新しい政治システムを考え出すか、
新しい時代に適応できる、新しい指導者を見つけるか、
それのどちらかだろう。