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六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

想い(Ⅱ)

2020年05月25日 00時59分16秒 | 未来
歌い手の、歌に入れる「思い入れ」の凄まじさ。
ぎょっとするほどすごいのは、
カーペンターズを一番に挙げたいですねえ。

これも「ベストヒットUSA」からなんですが、
彼らの大ヒット曲「スーパースター」を、
ミュージック・ビデオで観たときですね。

もの凄い「想い」を感じたんですね。
カーペンターズは、
兄妹の二人のディゥオだったんですが、
妹のカレンが兄貴を好きになるという、
禁断の関係だったんです。

社会的にも許されない恋愛関係だった。
それが、もの凄い女性の情念を感じさせて、
カレンが切々と歌い上げているんですが、
カレンの後ろに、まるで誰かが、
禁断の許されない恋に悶え苦しんでいる。

その許されない愛ゆえに、
その絶対的な愛を保っていこうとする、
その愛の形を、
そのカレンの先祖の中に、同様に苦しむ人がいてて、
カレンはその先祖の運命の反復を体験している。
そんな感じをうけた。

結局、
カレンは拒食症で亡くなってしまったけれども、
その死亡の原因だって、
彼女の人生に直接関わっていたと思われる、
浮かばれていない、
キリスト教的な表現で言うならば、
天国に召されていない先祖の中の誰かが、
関係していたと思われるわけです。

なんだか、死を賭してまで、
その愛を永遠に守っていきたい。
そんな想いさえ感じられる、
カーペンターズ・カレンの歌だった。

歌には、そんな人の想いが込められる。
肉声という表現手段だからこそ、
そんなように思えたのでした。

愛の永遠不滅を感じさせる「スーパースター」でしたね。

コメント (1)
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