桜の開花予報もないままに、
彼岸入りしてしまいました。
今日はお彼岸入りしての3月22日になります。
そして、前週の暖かさから一転して、
寒いお彼岸になりました。
本当に寒いです!
お彼岸ってどう意味なのか、
皆さんは御存じでしょうか?
中には、
お彼岸もお盆の違いも、
全く分からないというような。
どっちもどうせ同じでしょうなんていう、
たわけた人もいらしゃるのではないかと察せられますね。
お彼岸は、極楽浄土を思う時なんです。
ご先祖さんたちは今頃どうしていらっしゃるだろうかと、
想いを馳せるときなんだと、師は言われます。
そして、
お盆は、ウランバーナという言葉が、
盂蘭盆(ウランバン)という言葉になって、
倒懸を指す言葉になっているのです。
まあ、逆さづりという意味で、
餓鬼界にいる先祖が、
非常に苦しい状態にいることを指すわけですね。
または、
この娑婆世界を忍土と言うように、
この世界は耐え忍ばないと、
一時も生きてはいけない苦しい世界である、
そのことを意味しているのです。
そのお先祖さま方の幸せを祈るわけですから、
牡丹餅を作ってお供えしたり、
色々とご供養して、
ご先祖の冥福を祈るのでしょうね。
そして、
ご先祖さま方の幸せを祈ると同時に、
子孫としての自分たちのご加護を祈るという。
つい先日、
知り合いに会って、先祖供養の事を話しましたところ、
死後の世界について、
まったく無知であることが分かりました。
本当に呆れた思いになりました。
もうお互い還暦を市議ているというのに、
その知人の頭の中は、
もう仕事のことでいっぱいで、
死後の世界なんて、まったく知らないのです。
ああ本当に知らないぞ!
誰も必ず死ぬんだ、
死んだあとは、必ず向こうの世界に赴くんだから、
その死後について、少しでも知識を持っておかないと、
本当に泣いても知らないぞ。
そう思いながら、
その知人と別れたのですが、
どういう考えだろうかと、
この来ている世界がすべてだなんて、
誰が教えたのだろうか?
この三次元と次の世界である霊界とは、
陸続きみたいなもんで、
生の終わりが死なんであって、
この現実世界の次には、必ず死後の世界が待ち受けている。
そんなことを誰も教えてくれないのは、
まことに見慈悲な世間だと思う。
よほど薄情な世間だなあと思う。