密教占星術を教える理由
(開祖のお言葉より)
もとより、諸君を占い屋さんにしようという気持ちは無いわけです。
もっとも、この四段掛けの秘法を覚えたならば、あなた方はプロの易者になることも決して不可能じゃない。
世の中でも、この四段掛けの秘法をマスターして自在にこれを使うというほどの人はいません。
四段掛けの秘法というのは、私が初めて公開した、それまでは本当の秘伝として、九星家というんですが、この九星家の間ではこれを知っている人は本当に少なかった。
それを私が公開して、それで九星家の間にこれを知る人が出てきたんです。
そういう秘伝をあなた方は今回会得したわけです。
まあ、会得したかは知らないけれども、体得する可能性が出てきたわけですね。
ですから、将来さらに研究を重ねてプロになるということも出来ないことではない。
この占星術をやると、仏教の修行の上でもまた普通の生活の上にも、非常に得るところが多いんです。
昔から運命学というのは帝王学と中国では言われていた。帝王の学問だと。
帝王になる人は必ず運命学をやらなければいけない。そう言われていたくらい、聖賢の学だと言われている。聖人や賢人の学だと、帝王学だとこう言われている。
でなんでかと言うと、先ず運命学をやると人間の性格というものが分かるわけです。自分のことも分かる。ということは、自分の性格の長所・短所が分かるわけです。人間というものは、やはり短所を直し長所を伸ばすということが一番大切です。自分の長所・短所がわからないんじゃ、これはしようがない。
そうすれば、人の長所・短所がよく分かる。そうすれば、例えば、会社に勤めても自分の上司や同僚の人なり性格が分かると、どういうように付き合って行けば良いか、また、例えばあるお客さんやなにかの性格がよく分かる。何よりも、男女が結婚するのに相手の性格を見て、短所・長所を見て、この人だったら大丈夫だと思って相手を選ぶ。
そういうことで、運命学の一番良いところは性格が分かるということ。
それから、人間の運命の動きというものが分かってくる。 (つづく)