伝授の理由を開祖がお話されています。
その続きです。
その次に良いことはね、
例えば、良くない占断なんかが出たときに、
ただ良くないというだけではないの。
どうして良くないのかということが、
この中に出てくるわけです。
そうすると、
来年の受験どうか?どうも結果が大凶⇒大凶でだめだと。
そうすると、
来年の受験はダメですというだけじゃなくて、
どうして駄目なのかということが、
この中に出てくるわけ。
その理由がどうして駄目なのかと、
例えば、
環境が悪いと。
周囲が騒がしくてね、勉強に専念できないとか、
あるいは付き合っている友人が悪くて、勉強に打ち込めないとか。
あるいは塾が悪いとか、先生が悪いとか、
そういうことがちゃんと出てくる。
そうすると、
それを改めれば、大凶変じて大吉となるわけです。
だから、この占断で悪い結果が出ても、
悲観することはない。
どうして悪いのかということが、これでわかるんです。
今、一つね、
こう諸君が出しているのを後で見ますけどね、
要するに、悪い結果が出た場合、
どうして悪いかということがわかるから、
その悪い原因を取り除けば、よくなるわけです。
それともう一つは、大吉⇒大吉なんて言うとね、
もう喜んじゃって、一本の飲もうかなんてことになる。
しかし、
大吉と出たら、油断しないで、
どうして大吉んだろうかということ。
そうすると、これは良いと。
これが良いと、だからこれが良いんだなと。
そしたら、その良いというそういったものを、
無くさないように持続するように努力していけば、
大吉になるんだ。
だから、人が占断頼まれたときに、
これはダメですね!と言うんじゃなくて、
どうも思わしくないようなことが起きるけれども、
こういう点を改良しなさい。
こういうところを治しなさい、
そうすれば、結果が良い方になるでしょうと、
指導する。
これは当てるというよりも、改善するため。
結果が悪いことを改選してあげる。
運命改善する。
そのために使う訳だから、
だから、密教占星術ことに四段掛けの秘宝というものは、
体得すると、
もう本当にかんたんにパッと判断できますから、
これはあなた方本当に一生懸命、
宝を戴いたと思って良いと思うんです。
しかし、その宝というものは使わないと、
宝の持ち腐れということで、何の役にも立たない。
これを一日に一回ぐらいは必ず占盤組んで、
上達してくると、一日に四つも掛けなくても、
すぐに一目見ただけで、
聴いただけで、わかるというようになってきますね。
だから、こういった長所があるわけですから、
あなた方もこれを趣味道楽としても面白いことですよね。
だから、
まずこの密教占星術の本を何回も面白いと思って読むことですね。
難しいと思って読んじゃダメ。
面白いと思って読むと、なかなか面白い読み物です。
何よりも実用的な本と言えるでしょう。
(つづく)