マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

ニッカウヰスキー余市蒸留所「マイウィスキーづくり」その3

2007-06-27 15:57:42 | グルメ

ニッカウヰスキーの「マイウィスキーづくり」に参加した
際のおまけ写真です(笑)。

ウィスキー麦芽
▲ウィスキー麦芽(モルト)、ほんのり甘くて美味しい。

モロミと1番麦汁
▲モロミと1番麦汁、これもとても美味しくて、これだけを
モルト100%のストレートジュースで販売してほしいくらいです。

竹鶴政孝邸
竹鶴政孝邸の和室。竹鶴政孝氏はモダンな感性の持ち主
だったようで、とてもユニークです。

ヘザー
余市駅前でみたヘザー(ヒース)。
ウィスキー専門書によく出てくる植物ですが、実物を見る機
会はほとんどないのではないのでしょうか。日本では余市に
行くと駅前で見れます(笑)

小樽の市場
▲小樽の市場。6月はウニの季節!他にもホッケやらカレイ
やらアンコウが美味しそう。現地の方々に言わせると、
ホッケは一本買って自分で開きを作るものなので、開きは
わざわざ買わないとか(笑)

神田川俊郎氏の色紙
巽寿司でみた神田川俊郎氏の色紙。
「人生くよくよしたらあかん」まさにその通りですね。感謝!


ニッカウヰスキー余市蒸留所「マイウィスキーづくり」その2

2007-06-26 15:56:39 | グルメ

ニッカウヰスキーマイウィスキーづくり」の2日目の朝、
とても良い天気で気持ちのいい陽気です。

ニッカ余市蒸留所

2日目のスタートは、ウィスキーのもうひとつの命である樽
の制作です。お酒の蒸留と樽がウィスキー好きにとっては最も
興味のある部分ですから、朝から気合が入ります。

余市の製樽工場は、普段の見学コースから少し外れたところ
にあるので、工場見学をしたことのある方でもご存知ない方
が多いかもしれませんが、資料展示が多く興味深いところ
でもあります。

今回私たちは、普段は入れない製樽工場の中に入れてもらっ
て、貴重にも実践させていただきました。

ニッカウヰスキーの余市蒸留所では、オーク樽を使用している
とのことで、オーク(樫)の木から製材、加工、製造までの
プロセスを一気に見せていただきます。この解説をして
下さったのが、長谷川さんというスコットランドで製樽職人
として表彰された世界でも有名な方。難しいポイントも
分かりやすく解説してくださって、名人という方は語彙が
豊富だなあととても感心しました。

ニッカ製樽職人、長谷川さん
▲ニッカ製樽職人、長谷川氏と

製樽
▲製樽

製樽工程。樽の内部をバーナーで焼く
▲製樽工程。樽の内部をバーナーで焼く

ガマの穂
▲木材のスキマに挟んで液漏れを防ぐガマの穂が乾されて
いました。ガマはいろいろ試したそうですが、国産が一番
とのこと。

製樽が終わると、蒸留したウィスキーを樽に詰める作業です。

今回使用するのは、ホッグスヘッドと呼ばれる250リットル
入るタイプの新樽です。ニッカウヰスキーではB樽と呼んで
いるそうです。

蒸留したウィスキーを樽に詰める
▲蒸留したウィスキーを樽に詰める

樽詰めが終わると、妻板(樽の横の板)に名前を書き込み
ます。

今回使用するのはオークの新樽。余市のウィスキーが有名に
なるきっかけとなった「余市10年シングルカスク」は、
このオークの新樽なので、10年後には同じ水準のものが
送られてくるという素晴らしい企画です。

いよいよ、貯蔵庫に搬入。ウィスキーが250L入った樽という
のは、300Kgくらいの目方になるので、男が数人でやっと
動くくらいのものですが、これを転がして貯蔵庫まで搬入。

なかなか真っ直ぐに進まずに苦労しました(笑)。

ウィスキーが入った樽を貯蔵庫まで運ぶ
▲ウィスキーが入った樽を貯蔵庫まで運ぶ

ニッカ余市蒸留所のウィスキー貯蔵庫
▲ニッカ余市蒸留所のウィスキー貯蔵庫。樽の妻板正面に
私の名前が入ってます!

貯蔵庫にしっかりと運び込んで、マイウィスキーづくりの
コースが終了。ふたたびニッカ会館でお昼をいただき、
皆さんと楽しい歓談の時間を過ごしました。

コース終了後はフリータイム。私のお目当ては、もちろん
天使のわけまえです。快晴の余市で食べるアイスクリームは
最高でした!

天使のわけまえ
▲ウィスキー入りアイスクリーム。天使のわけまえ(美味しいよ!)

感謝!


ニッカウヰスキー余市蒸留所「マイウィスキーづくり」その1

2007-06-25 15:55:32 | グルメ

小樽でJ氏との打ち合わせが終わり、J氏のご好意で余市に
ある、鮭とばとカレイの干物の工場を見学させていただき
ました。

工場では、一般にはなかなか流通しない商品を紹介していた
だき、これもお土産に(笑)購入してきて、今も時々楽しんで
います。

余市での次の目的は、ニッカウヰスキーでの「マイウィスキー
づくり体験
」への参加です。ニッカウヰスキーから参加案内の
葉書が届いたので、余市まで足を伸ばしました。

ニッカの「マイウィスキーづくり」は、定員が20名ほど
なのですが、現地に行って聞いてみると、応募者は毎回
なんと100~200名くらいあるそうで、競争率は5~10倍なのだ
そうです!私は今回始めて応募して1回目で当たりましたので
これには驚きました。

スタートのオリエンテーションが終わると、さっそく着替えて
作業開始です。

ニッカウイスキー、マイウィスキーづくり

ニッカ余市蒸留所の正門は、耐震工事中でした。

ニッカ余市蒸留所正門

コースは、キルン塔の見学と説明からスタートします。通常、
キルン塔の中まで入れないのですが、今回は特別に中に入れて
もらえました。

ニッカ余市蒸留所、キルン塔
▲余市蒸留所・キルン塔、ピートを燃やして麦芽を乾燥させる

ニッカ余市蒸留所、キルン塔内部
▲ニッカ余市蒸留所、キルン塔内部

ニッカ余市蒸留所、キルン塔2階部分
▲キルン塔の2階、写真に写っている彼はプロのバーテンダー。
目が真剣です(笑)

コースの次は、ウィスキーづくりの工程にしたがって、発酵タンク
や糖化タンクの順にすすみ、発酵タンクの掃除もしました。

余市蒸留所、糖化タンク
▲余市蒸留所、糖化タンク。人が入れるほど大きい

余市蒸留所、糖化タンク
▲人力で掃除します

そして、いよいよウィスキー製造の象徴、ポットスチルに
向かいます。

ニッカ余市蒸留所のポットスチル
▲ニッカ余市蒸留所のポットスチル、ウィスキーが蒸留中。

ニッカ余市蒸留所の特徴は、蒸留の加熱に石炭の直火を使用
していること。ウィスキーの本場スコットランドでも、ほと
んどコンピュータで火力調節できるガス・スチーム式になって
しまっていますが、ここニッカの余市では伝統的な石炭直火式
にこだわっているそうです(コストと技術がかかる)。

ポットスチルに石炭をくべる
▲ポットスチルに石炭をくべる

1日目の作業は、このくらいで終了。蒸留所奥にあるニッカ
会館でご馳走をいただきました。夕食は北海道の海の幸・
山の幸をたくさんだしていただき、余市の20年記念ボトルを
開けていただくなど、最後は動けなくなるほど(!)の過分な
もてなしをいただきました。

ニッカ余市蒸留所、夜のキルン塔
▲ニッカ余市蒸留所、夜のキルン塔(めったに観れない!)

感謝!