(写真:城南区内のガソリンスタンド 注目はガソリン料金です)
新しい年度のスタートです。新たな気持ちで頑張ります
道路特定財源の暫定税率が本日よりなくなりました。
揮発油税等の暫定税率が失効した本日、県内で値下げに踏み切るガソリンスタンド(GS)が相次ぎました。地域によって価格にばらつきが出て、失効初日から「25円」をめぐる動揺が広がりました。私もタイミングよくガソリンが無くなり掛けたので近くのガソリンスタンドに給油に行くと、すでに料金が値下げされている価格で表示されていました。従業員の方に「給油の方は多いですか」と尋ねると、「普段の3倍です」と言われました。消費者は敏感です。そして驚きです。
今回の件は単に価格が下がったから良かったという、簡単な問題ではありません。今まで暫定税率という仕組みすら知らなかった国民が自分なりにその必要性理解し今回は世論が盛り上がったと思います。この時期に話題にならなければ、国民の真意を置き去りで、10年間さらに暫定税率が延長されていたでしょう。そして、無駄な使われ方も表には出なかったでしょう。
首相が一般財源化すると公約していますが、前総理のときも「年金問題」を3月末で完了するという発言がありました。しかし、首相が変われば置き去りにされています。今回も万が一首相が交代ということになれば同じ様なことが起こっても決して不思議ではありません。
ガソリンは安くなりましたが、その先に存在する税の諸問題をこの時期あらためて考えなくてはいけません。