環境エネルギー視察初日
本日から明日までの2日間、茨城県東海村、ひたちなか市を訪問してエネルギー関連視察を行います。
今回の視察の目的は「人々が安心して豊かに暮らすには安定したエネルギー資源の確保が必要であります。
その中でも原子力に焦点をおいて、原子力燃料の現状や核燃料サイクル、地層処分について視察し、
今後のわが国のエネルギーの方向性について知識を深めること等」を目的としました。
地層処分勉強会
東京工業大学科学技術創成研究院研究員で工学博士の北山一美様から
「地層処分について」の講演を頂きました。
冒頭、日本のエネルギーの現状のお話をされました。我が国の一次エネルギー自給率は
震災前に比べて大幅に低下し2013年時点で6%となりOECD34か国中ルクセンブルクについで2番目に
低い数字となっています。その中で化石燃料への依存と貿易赤字が顕著化しています。
電力分野のCO2排出量は2010年度に比べ2012年度は1.12億トン増加。
この間の電力以外の分野ではCO2排出量は0.27億トン減少となっています。
これは原子力の代替としてLNG、石油、石炭を用いたためであるとの事です。
日本において地層処分は可能か?という問いに対して将来10万年程度であれば天然現象の活動様式と
その影響の範囲と程度は十分に予測できる見通しがある。地震の発生メカニズムやマグマの発生モデル、
活断層分布図等を加味すると日本国内でも火山活動や断層活動の影響を受けない地域が広範に
存在することが理解できるとの主張をされました。
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