結婚式をハシゴせよ

東京を出る頃は雨だった。
到着先の名古屋の天気予報も雨だった。
新幹線で揺られながら　「あぁ・・・残念だな・・・せっかくの記念日に・・・」　と思っていた。

が、到着する頃には。



晴れてました。

ホントに商売できないかなぁ。
「あなたの結婚式、お天気を晴れにします。」（今のところ１００％だけど、今後の保障はありません）

というわけで。


結婚おめでとうーー！！

雨マークついてるのに、この日差しは何？！　暑い。日差しが暑いよ。

この日は休日で、しかも大安。
きっと日本全国、どこも結婚式で大賑わいだっただろうな。

かくいう自分も、小中学校と高校の親友２人の結婚式が、なんと同じ日に(>_<)！！
うーーん、どっちも大事、どちらかなんて選べない・・・。

でも、幸いなことに、どっちも同じ名古屋地区。
こりゃー結婚式をハシゴするしかない！
（きっと、違う場所だったとしても、物理時間的に難しくなかったら、ハシゴしちゃうんだろうけど）


頑張った？！甲斐あって、どちらからも温かいおもてなし、そして2人の幸せそうな顔が見れて良かった。
と同時に、友人として招かれた友達たちとは、十何年ぶりの再開！

「きゃー、今まきちゃん、なにやっとんの？！」
「りーちゃんこそ、26歳のダンナぁ～～？！」
「東京で住んでるなんて、あこがれ～」
「って、まっこはもう別居中？！あーた、息子2人はどーすんの（笑）。」
などなど、プチ同窓会状態だ～～。

それにしても、不思議。
話してる内容からして、知らない人が見たら、みんなは普通の大人に見えるんだろうけど、
私の目に映るみんなは、小学校、中学校、高校生の時のまんま。
お化粧して、ドレスアップしてて、もうママになってても、かつてのまんま。

だから、余計に懐かしい。
すんごいすんごい、楽しかったよー！みんなーまた会おうね！

そして、2人ともお幸せに！



さてさて。
その日は、そのまま実家で一泊。

最初は名古屋で飲んで帰ろうかなと思ったけど、飲み友達も捕まらないし・・・
たまには、母・じじ・ばば・わんこ　と一緒にご飯を食べようかな、と思って、久々にまっすぐ帰省。

夕飯タイムに実家に着くと、すでにお皿がいっぱ～～～い！
やっぱり大人数で食卓を囲むのってイイなぁ。賑やかだ。


そして、
「あんたが“家で食べる”っていうから、慌てて美味しい鮪、買ってきたわよ。」　と言うのは母。

うひょー、ホント、美味しそうな鮪！
お母さん、ありがとーー♪

と言ってると、母が別の皿に数枚乗せながら　
「良かったねー、ルイちゃん（＝わんこ）。美味しいお刺身が食べれるよ♪」

ぬわにっ？！　ルイに、こんな高そうな鮪をやるの？！
「そうだよー。お姉ちゃんが居ないときも、いっつも美味しいお刺身食べてるもんね～」

・・・おいおい、いったい全体、どんなモノをいつも食べさせてるんだ（汗）。

私の膝の上に座りながら、
テーブル上の鮪を　“あ、それボクの♪”　と言わんばかりに　“じーーーーーっ”　と見つめるルイ。

だ・・・！　ダメだダメだ！これは、わたしの分！！
まったく、なんてワンコだ！


ちなみに、鮪とかぼちゃ以外の野菜は、すべて祖父の畑のもの。
採れたてで、祖父の愛情がこもってるから、いつ食べても美味しい。

だがしかし　「今は、畑に何があるの？」　なんて私の一言で始まった論争。

祖父  「今年は茄子が虫にやられてなぁ。新しい苗が欲しいけど、お母さんが小遣いくれへん～。」
母     「よくいうわ！何本苗買ったと思っとんの。　もーいーの。こーなったら買うほうが安い！」
祖父  「ひどい（涙）。　たった3つしか買っとらへん！」
母     「いーや、この前、2本買ってあげたでしょ。その前にも3本買ったけどダメにしたし。」

図星、とばかりにしょぼくれる祖父に、祖母が一言。
「じーさん、明日、わしが　500円　やるわ。」

だははは（笑）。500円で大解決！
うちの家族の天然漫才は、いつ見てても面白い。


ちなみに、結婚式をあげた友達2人のことは、家族もみんなよく知ってるから
　「どうやった？○○ちゃんは、綺麗やったやら。」
　「旦那さんはどんなやったかね？」
　「あ～優しそうな人やねぇ」
なんて、またワイワイ話しに花が咲く。

ま、この日は日本酒を仕込んでいかなかったから、缶ビールに、松竹梅の上撰しかなかったけど、
それはご愛嬌。
たまには、こうしてゆったり実家でご飯も楽しいもんだ。