おつまみちょこっと盛り @ 三品（渋谷）

「あれ？！？！
　ここまで来たのに…　もしかして、やっちゃった？！（汗）」

と、焦った～～～。

渋谷はマークシティ 左脇の "超！！急斜面でロングな坂" を登り切って、
目的地である　純米酒　三品　さんに到着してみると、道沿いにあるはずのお店看板が、無い。

「え…たまたま出し忘れ…だよね。」と思って、お店の扉に向かうも…

上の電光看板は電気がついてなくて、明らかに開いてない雰囲気。


下も…確かいつもは灯されてたはず…


え～～～ん！　もしかして、臨時休業なのかな？！
やっぱり予約電話入れておけばよかった～(>_<)！

と思って、扉のすぐ手前で電話しちゃう自分。

すると「やってます～」と天使の声が。よかったぁ～～～！！！

お店のOPEN時間の 18:30 きっかりに来ちゃったから、まだバタバタしてたんだそう。

マスターの坂嵜さんも、燗番娘の愛子さんも、普通に昼間は働いているから、
そのお仕事が終わってからお店に入る…

ということは、仕込み時間は事前にはなかなか取れず、
18:30から　" よーいドン！！！" 　なんだろうなぁ～。
大変そうなのに、それを続けているのがスゴい！


お店はスナック居抜きのと～～～っても小さなお店で、カウンターも5席だけとこぢんまり。

そのカウンターに並ぶ一升瓶の眺めがまたイイ～～～のだ。
自分の目の前には、お湯がはってあるお燗処。

冷蔵庫も小さなのがあり、日本酒メニューの右ページのものが冷やされているんだそう。



お通しをもらい、まずはハートランドの小瓶を。


ちなみに。
三品さんは、場所や雰囲気的に、遅い時間に混みそうな感じ。

んがしかーーーし！！
人のことは言えないけど、この日はなんだかスタートからすごかった。


開店すぐに入られた、初老でちょっとリッチな感じのおじいさま2人は、初訪問のよう。

「初めてなんだけど。2人なんだけど。いいかい？」
「ほぉ～～～おまえさん、よくこんなお店をネットで見つけてくるねぇ～～。」

こんな（といったら失礼かもしんないけど）おじいさまで、純米酒好きなんてステキ！
…と思ったら、どうやらそうではないみたい。

聞き耳を立てているつもりはないのだけど、
小さなお店全員に聞こえるくらいの大きな声でお話されるので、ついつい耳に入ってきてしまう。

「初めてだとメニューみても分からんねぇ～～。」
「そういう時は聞いてみるのが一番！すいませーーーん。」

そして、愛子さんがテーブルに来ると、開口一番。

「東北のお酒ないの？」
「辛口はどれ？」
「”大” って2合？　え？　2合ないの？」

と、初っ端からしっかりおじいさまに捕まってしまった愛子さん。
料理も「うお…そんなに沢山頼むの？！」と思うくらいいっぱい頼まれて…

”いやーーー、なんだか今日は荒れそうな予感…”　

と思っていたら、これがビンゴ。
立て続けにお客さんが入り、空いていた2人掛けテーブルも4人掛けテーブルも一瞬で満席。

「昨日は超暇だったのに～～～～(>_<)！」
と坂嵜さんが漏らしてしまうのもワカルくらい、キッチンは大忙し。
ま、、、こんな日もありますよね…（苦笑）。


我々はゆっくりつまもうということで、とりあえずすぐに出してもらえる 
三品のポテトサラダ を、ちょびちょび。


あと、おつまみちょこっと盛り も、手間を取らせなくて良いかな。

と思って頼んだものの、瞬間で満席になった小さなお店…
まだまだ初老のおじいさまの料理を一生懸命作ってらっしゃるので
ここは焦らず、日本酒を飲みながらちょびちょび～～～とゆっくりつまもう。


そうして、出てきたちょこっと盛りは、なんとも嬉しいおつまみたち！
「食べてみたいねー！」って言ってた両方が盛られているんだもん。

自家製焼豚　と　鶏ハム 、端っこにあるのは クリームチーズと干し柿 。
鶏ハム（右）は以前食べたことあるけど、自家製焼豚（左）も、ぜっぴ～～～ん！！

まだまだまだまだ忙しい店内だけど、それでも少し手が空いた一瞬の間にも、
「今日は、出すのが遅くなってしまってごめんなさい。」と、
焼き茄子 を出してくれる。

うわーーん、ありがとうございます(>_<)！！


しばらくして落ち着いてから「ホントに今日はなんだったんでしょうね～～」って
カウンター越しでようやく会話に花が咲く。

けっこうお酒も飲みすすめていたので、もうそんなに食べなくてもイイかも…と、
ちょびちょび系おつまみとして うるめいわし に… 


焼き空豆　も。



この間、飲んだ日本酒は、もちろんいっぱ～～～い！
最初は冷蔵庫に入っている よ右衛門 を飲んで、
そのあとはカウンターに置いてある銘柄を。

天遊琳　辨天娘　日置桜　いずみ橋黒とんぼ　旭若松　玉川　十旭日　竹鶴…

あたりかな。
（って、ほとんどじゃん！（笑））


いやーーーしかし、客足ってホントに読めないものなんだろうな～。
まさかこんなスタートダッシュになるとは？！

でも、そんな予想外な忙しさの中でも、
お燗だけはちゃんと忘れずに出してくれるのは嬉しくてありがたいデス。

お手すきになってからのカウンターでの会話も楽しませてもらえました♪


[ 純米酒　三品 ]
東京都渋谷区道玄坂1-17-9 ヴィラハイツ道玄坂1F
03-3461-0887
18時30分～23時
定休日：土・日・祝日


[ 以前の日記 ]
・2011/12/14 勇気は要らない♪