念願の再会Ⅲ @ 日暮里駅～谷中銀座

神戸に引っ越す前に、
「東京で会うのはきっともう最後だろうなぁ」と思ったこの時。

「また会いたいです…」って “社交辞令” を言うワタシに、
先輩は「いやいや、もう一生会えないっしょっ！」
って言った。

確かにそれが現実。
その時点では先輩の言葉は間違ってはいない。

でもこんなに面と向かって、ズバ！！と現実を突きつけられたのを
私は忘れちゃいない。忘れられない。


そんなワケで。






ふふふ…期待を裏切ってスンマセン。
会いに来ましたよぉーーー！！

私という人間はそんな甘くないのだっっ！！

でもその道のり？は険しかった。（って大げさな）

本当はゆっくり一緒に昼酒をしたかったけど、先輩は朝10時から先約が。
午後は私たちがもう神戸へフライトしなきゃいけない。

でも諦めない！


朝8時に先輩宅近くの 日暮里駅 で
「小1時間だけでもいいから会おう！」と。


しっかし…日暮里駅がこんなすごい駅だなんて
“今のムスコ” と一緒に来るまで気づかなかった。。。


というのはコレ↓ 。

改札を出て、待ち合わせのお店に向かう途中にこんなトラップが。
こりゃあしばらく動きそうにないな。。。（早めにホテルを出てよかった！）

ほんっと何で男の子はこんなに電車とか車とか乗り物が好きなんだろうねぇ～？


そしてそのあとようやく！
先輩と念願の再会～～～(>_<)！！

駅前の朝早くからやってるファミレスで一緒に「朝ごはん」♪
真面目な朝ごはんで、飲んでません。飲みたかったけど（笑）。

そしてここでも言われちゃった。
「もう一生会えないと思ってた！」

でももしかしたら、
先輩のあの時の「いやもう一生会えないでしょ！」って一言がなかったら
「いつかきっと会えるからいいっかぁ～」
ってなぁなぁで今回の再会はなかったかもしれない。

あと、今回の “念願の再会シリーズ”（勝手にシリーズ化してる（笑））は、
ムスコのおかげ、かも。

何年後かにムスコが大きくなって、私も一人で行動できるようになれば
会える友達はきっといっぱいいる。

でも、「今！このチビと一緒に会いたい！」って思える人に
こうして会えるなら、チャンスと時間は惜しみたくない。
（お金はある程度、惜しみます、えへ。）


朝食の後は、とっておきの場所に連れてってもらいました。

こっちの方が、見える電車の数がスっゲェ～～～～！！

朝の9時なのに、すでに男の子（+お父さん）の先客が何組も。
やっぱこうしてみると、東京は電車数がハンパないな～～～！

きっとここからまた当分の間、動かないだろうな…と思ってたけど。

「それじゃ、そろそろ行くわ。」
「はい！ありがとうございました！」

なーんて会話を始めたら、
その空気を察したムスコが、
先輩の指をギューーーー！！！っと握り出す。
そして離さない。

電車が来たー！って紛らわせようとしたり
“隙あらばいってください” って目配せするものの、
頑として先輩の指を離さない。

「じゃあ一緒に改札までいこっか？」と言うと、
大好きな電車を見るのをやめてまでして「いっしょにいく！」と。

そんな姿を見て、
なんだか、かーちゃん、ジーンとしちゃいました。。。
寂しいんだろうな。。。
でもね、出会いがあったら別れもあるんだよ。

たった1時間だったけど、先輩と会えてよかった。

これでもう “一生会えない” なんて言えませんよねー？（笑）





---- ちょっと長いおまけ話 ----

先輩が「 谷中銀座 に行けばニャンコがいっぱいいるよ。」
って教えてくれたので、
「にゃんにゃんを見に行こう！」と騙し騙しのお別れをした後。

「にゃんにゃん♪　みにいくー！」と気を取り直したので、
谷中銀座まで歩いて行くことに。


んが・・・


ねこ、、居ない…
どこにも居ない…
一匹たりとも居ない。

時間は朝の9時、お店はまだ開店準備で谷中銀座もひっそり。

もしかして彼奴ら、
観光客（＝餌をくれる人たち）がワラワラ来る時間じゃないと
通りに出てこないのか・・・？（汗）

居ないね～居ないね～。
路地に入ったらいるかな～？居ないね～。

などブラブラしているとあっという間に時間が経ち、
もうすぐ商店街のお店が開店する時間。

そうか…10時か。
ここまで来たし、開店時間までココここで少し “時間つぶし” しよう。


何の時間つぶしかというと・・・




リカーズのだや さんの開店10時まで～！

せっかく谷中に来たんだし、この後の予定まで時間もあるので
久しぶりに寄ってみることに♪

おっ久しぶりでーーーーっす！！

私も思い立っての行動で「行く」って全く伝えていなかったので、
びっくりされちゃいました（笑）。

開店直後でお酒の陳列とか整理が終わってなかったかなぁ～。
忙しい時間帯にゴメンなさ～い。

でもなんだか良いタイミングに来たかも。

というのも、レジの前で立ち話をしながら、
せっかくだから1升瓶6本買おうと思って物色してると、
海外から来た観光客と思われる2人が入店。

そしてのだやさんに「Can you speak English?」

はい、ソッコー「イングリッシュはこの人！」と振られました（笑）。

ポーランドから来たそうで、
traditional かつ hot にして美味しいお酒を買いたいとのこと。
お酒のチョイスはのだやさんに任せて 竹鶴 大和雄町 。

そして、気軽に持てるカップ酒も欲しいということで、
天隠 しまねっこカップ も3個売れました♪

そこで斬新な質問が。
「How to make warmed Sake?」

そうかー！！お燗って自分たちにとっては当たり前の存在だけど、
海外の人からしたらお酒の温め方から「？」だよね～～。

特に「竹鶴はちゃんと温めてね！」と力説。
美味しく温めて飲んでくれるといいな。

ただふらりと寄るだけのつもりだったけど、
思いかけず役に立ててよかった（笑）。