私の体の中にある 尿管結石 は、約7mm、大きくはないけど小さくもない。
硬さも人によって色々あって、私のはそんなに固くないらしい。
だから、一番楽な、超音波で木っ端微塵にできる日帰り手術でも悪くはないんだけど、なぜ 入院して手術 になったのかというと、腎臓がヤバかったから。
私の結石は、もうすでに膀胱の1〜2cm上まで来てる。
要するに、結石が腎臓から降りてきてから長時間かかってるから、腎臓と、結石が通行止めしてるところまでの尿管が炎症を起こしてる。
素人の私でもCTを見ればわかるレベル、右はシュッとしてるけど、結石のある左はモコモコ。
先生に「すぐにでも腎臓の中の水を外に出さないと、水腎症などが発症するので、尿管ステント を入れましょう」
と言われてパンフレットを見せられると・・・
ななななんですかーこの恐ろしい図はー!!!(汗)
「尿管の中にステントっていう管を通して腎臓と膀胱をつなぐと、腎臓に溜まった尿が外に出やすいんです」
えぇ、はい、理屈はわかるけど、上の図を見ると、明らかに体の中に異物を通してるじゃん!
これ、どーやってやるの?!(汗)
と固まってると、「今からすぐに出来るから、少し待っててね。」と有無を言わせず、ステントを入れる準備に取りかかる先生たち。
ちょちょちょっと待てー!麻酔なし?!(汗)
めっちゃ不安の中、台の上に上がると、本当に麻酔なしで、尿道から内視鏡(カメラ)を通しながらステントも通していくではないですか!
挿入時はイタっ!!ってなったけど、奥に行けば「なんかもぞもぞ体内を這ってるなぁ…」って気持ち悪い感じだけで、そんなに痛くはない。
かくして15分くらいで終了。
腎臓と膀胱をつなげた時にも少し尿を出してくれたのか、お腹が少しスッキリしたような感じ。
パンフ見たときはビビったけど、なるほどー、先生がステントをお勧めした理由がわかった。
一旦入れちゃえば、痛みとか違和感もなく。
ただ血尿がすごいけどね(笑)。
女子は生理で見慣れてる光景だけど、男子はびっくりすることでしょう。
で、ステントを通したなら、ベストの結石除去方法は TUL という方法。
簡単に言っちゃえば、
結石を尿管の中で道具でダイレクトに破砕、その場で、欠片を1つ1つ外に出しちゃう。
だから、1回で確実に結石が取り除ける!
その際、またステントに沿って内視鏡と破砕する機器を通すので、別に開腹したり血が出るような、体に負担がかかることもない。
ただ、やっぱり 全身麻酔が必要!ってことで入院になったのです〜。
入院かぁ…ムスコの不妊治療以来だなぁ〜。
この雰囲気、懐かしい。
今回はたったの2泊3日だし、動いちゃダメとかいう指導もないので、大部屋で。
荷物もカバン2つだけ、うん、コンパクトでいいじゃない。
手術に向けて準備が始まる。
全身麻酔だから、エコノミー症候群の防止のために、着圧ソックスを履いて、さらにその上に何やらぐるぐる巻く器具を取り付けられる。
すっぽんぽん(笑)で手術台に上がって(もちろん女性看護士さんがタオルでまきまきにしてくれた状態)、すぐに「じゃあ麻酔かけていきますね〜」と呼吸器を乗せられる。
お茶目心に「なん秒くらいで意識失うのかな〜?」って、心の中で数えてたら、15秒くらいからぷっっっつり記憶がない!
で、急に目が覚めたら、もうタンカから自分のベッドに乗せられるところだった!
まるで タイムスリップ?! テレポテーション?!(笑)
しかも、術後すぐは、多少は痛みが残るのかな?って思ったけど、それもない。
すこーし尿道あたりに違和感があるけど、そんなに気にならない。
でも、一晩は身体中にいろんな器具が付いておりまーす(笑)。
酸素吸入器、心電図、血圧、酸素測定、点滴いろいろ。
普通は(?)、術後は膀胱に尿採取パックを取り付けられるらしいのだけど、私は付けられずに、「自分でおしっこ取って、こっちの容器に移し替えてってね」と。
良かった〜!
アレぶら下げてると、なんだか動き辛そうなんだもん。
ちなみに、前日の21時から食事禁止で、手術が終わって、酸素吸入器が取れたのは16時ごろ…
もーーいいかげん……………
腹減ったどぉぉーーーー!!!
お腹すくのは全然我慢できると豪語していた私でも、さすがにきつくなってきましたわ。
まぁでもそれだけ元気になったということかな。
夕飯は無事に入院食にありつけました♪
そうそう、いつもの「入院食はこんなんでした〜」ネタはまた追々。
さて。
夕飯の後に担当の先生が回診に来てくれるのだけど、その時に、こんなものを貰いました。
「今日取れた結石です。」(リップは大きさ比較)
ぬぁーんと!!
お前か!
お前が悪さしたんか!
病院が検体に出すために一欠片持って行ったけど、それにしたって、この破砕された欠片、元あった大きさを想像するに、そこそこの大きさ…
おそるべし7mm…
そりゃ、こんなのが体に入ってたら、痛いわ〜〜(涙)。
手術は楽勝だったけど、あの痛みをまた体験すると思うと
((((;゚Д゚)))))))ムリムリムリムリムリ
んもう、これからは水をちゃん飲みます!
腎臓さん、ごめんなさい!
もうちょっと労わります!
って、今回改めて思いました。
それ以外の原因、例えばメタボとか、ストレスとか、野菜不足とか、脂っこいの好きとか、当てはまるのないんですもん〜。
私も「お酒を飲むときは、もっといっぱい水を飲もうようにしよう!」って思うようになりましたが、確かに確かに医者からしたら、お酒を控えなさい、ですね(笑)
ちなみに私も痛風になり、1年間毎日水を2リットル飲んでいたのですが、健康診断でそのことをお医者さんに自慢したところ、
「そんなことよりお酒を控えてください」
と言われてしまいました(汗)
何のトラブルもなく、スムーズに手術も進み、順調に回復、退院できました。
これで心置きなく、スーパーボウル観戦できます!
日曜のカニコースまでは、まだまだ禁酒頑張るぞー!
そして解禁のひとときの感動をMAXで味わうのだー(笑)!
おめでとうございます。^^
日曜夜半にはのめるのですよね?(笑い
よかった。