雷さまも退屈凌ぎ

昨日からの雨続き。外で働くモノにとっては、雨足牢獄。ましてや、街中ではありませんから。野中の一軒家、文字通り。島流しならぬ、「山牢」
一時雨が止んでいたのですが、再びの篠突く雨。
こんな絶え間のない雨だと、キッと雲の上の雷さまも退屈だろうと、「鬼」を描いているウチに思いました。描くモノを思い浮かばないときは、いつも「鬼」からはじめます。自身の中に「いじけ鬼=踏みつけられ鬼」がいると信じているわけで、長年突き合っているとそれなりに愛着ができるわけで、何も考えずに描き出すと。鬼になるワケです。
退屈な雷サンは何をするか、雨粒お手玉は昨日からの引き続きになります。そして最後の羽根ならぬ電光を描いて、フッと思ったのです。雷マフラーなんて良いなって。雨の憂鬱な日に雷型のマフラーなんてして街にでかけるなんてイイと思いません。それに、雷型の黄色いネクタイなんて、粋だと思いません。営業マンなど絶対アピールできます。江戸時代はそう洒落たのでは。
そして、上着を脱ぐと雲龍の描かれたワイシャツなんて、身体に入れ墨するより余程アピールできるのでは。
とあれこれ考えているウチに、ダンダン乗ってくるモノですね。
雨の日も愉し、「雨足山牢のモノ便り」。だれか雷ネクタイしめて、雨の銀座闊歩しません。傘は何がよろしでしょうか、白波五人男タチの番傘。いやいや…なんて考えだすと止まりません。普段の私の頭の中はこんなのデス！

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