goo毎日絵日記

毎日の絵日記。空気描き、その日その時の雑感。

夜雨河童

2010-04-20 07:07:33 | 日記
最初はカメオジさんというのが思い浮かんだのですが、描いているうちに河童にしようと。夜雨の降った湿度百%の夜明け。緑の木々もこの湿度の中にとけ込んで、まるで池の中のようです。シトシト雨の降る夜は、フラリフラリときこめした河童。あては大好物のキュウリはもとより。破竹に、鮒にクレソン、チョイと箒草のとんぶり。この季はなんでもござれ。篠つく雨も酔ったお皿に心地よく。フラリフラリと時折グビリと夜道を蹌踉と、ジットリ湿度さえ心地よく、まるで住まいの池の中を行く如し。結局、田植え田圃に足踏み外し、仰向けにバタバタ。酔い回り、蛙の合唱の中爆睡をあいなりました。翌朝、田圃の見回りにきたお百姓さんに頭をコツンと、ハイ御用のお粗末…。しばらくカッパは田圃の水かきを手伝わされました。そしてご苦労賃のお握りと一合瓶をもらって、解放。

yhooでもやっています、よろしければどうぞ
blogs.yahoo.co.jp/kunuginonusi

●昨日の暖かさ、日陰にいても寒くなく有難いものです。作業に疲れると、辺りの草むしり。まだ草が柔らかいので楽。雀の鉄砲とかススキはさすがにシッカリ根固まりしだし、もうお手上げ。結局そうやって、狐のボタンが出だしたな、とかクローバ、三つ葉これは素麺とのお汁にしますので嬉しいものです。こんどは親子どんぶりにと思っています。そして夜半に雨、窓に虫が集まりだし。戸の開け閉めの時に虫が入ってきます。虫蛇嫌いには夢にまででくる時となりました。季節はすきなのですが、いけませんね。
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山中三女神桜

2010-04-19 09:49:12 | 日記
田植えのホンの少し前の時期、山腹の濃緑の杉・檜林の中、三本の桜が彩りをみせます。人は「三女神・魔女の桜」といいます。妖艶・近寄りがたい、手に届かない。山腹は東の斜面に向いて、毎朝朝日をスポットライトのように浴び、ついついそこに目がいってしまうのです。田植え前の時期はそれなりに田を塩梅する人がふえます。「ホーッ」と一休みするとき、山腹の中にその三本桜をみとめます。「戎・弁天・大黒=桜」それを目の保養とする人たち、でも「里ではもう桜が終わったというのに、何をいまごろ。それも上からも降りられん!下からも見にゆけん。ただ遠見するだけの桜、何の役に立つ」という方もおられます。それで、それを仄聞した真ん中の桜は恥じ入り、両のさくらより赤味をましてしまったです。
また「三婆桜」ともいわれます、三本の桜の楽しみは、山裾で行われる四月半ばのお祭りを眺めるコト。たしかに、その三桜のところへ向かうには困難がともないますが、悪し様の云いようを伝え聞き悲しんだ人が、昔の杣道を迷い迷いたどりつき、そして三桜の根方に酒杯を献したのです。手を合わせる方に、桜の花びらその肩に…。

yhooでもだしてます。もしよろしければ。http://blogs.yahoo.co.jp/kunuginonusi


 
●寒気があって、山腹の桜がいまだ散らず。案外その所に行けそうですが、でも容易に近づける傾斜じゃないことは、何度か登って、転げ落ちそうで、そこまではと敗退しました。」「遠見に眺めるだけの桜」神秘をまといます、焦がれ思いの桜はいろいろな思いを生み出し出します。
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冬卵販売!

2010-04-18 08:38:22 | 日記
「冬ヤデ!冬ヤデ!戻り冬やで。『冬卵』いかがですか」去りし冬のときならぬ「冬卵」の販売。国道沿いゲリラ業者は機を見て敏なる。冬場は焼き芋・ホットドッグ、夏場はかき氷、たこ焼き?吊るしの麦わら帽にサングラス、ゴム草履。お子さまたちの魚採り網(帰宅時にはかならず壊れているしなものデス!)、サンオイル。
そして、この戻り冬に煮抜きならぬ、「冬卵」販売。春の女王にその位置を明け渡した冬の女王が戻ってきて、これ見よがしの急遽「凍え桜」の宴としてパーティーを開いたのです。その資金稼ぎに、冬卵を業者に売りばらまきました。
「冬卵」どんなものですって、冷凍庫に保存して夏場に開いてのお楽しみ。「冬卵」はその名のごとく冷凍庫ごどきで凍りはません、葡萄酒のように揺籃し、その中で熟成します。さて!いまスグに開けたい方は…お楽しみ。雪女の恍惚・至福の時の吐息か、はたまた冬の宮殿のご招待か、あなた次第です…。高熱風邪っピキには解熱効果バツグン!「ラしゃい!ラしゃい!開けてビックリ冬卵!いかがでデス!奥さん・旦那さんいかがですかデス!」

yhooでもやっていますhttp://blogs.yahoo.co.jp/kunuginonusiよろしければ。


●→端折りマークデス!
今朝も薄っすらと霜。さすがに車は真っ白にはなりませんでしたが、草むらなどは白く。日中の太陽の照りつける強さはドンドン増しているのに、さすが最強気圧?がやってくると時ならぬ雪景色。ユメユメご油断召されるな、昨今のお怒髪天気!
という訳で、今朝パソコンで絵を描いていて。だいたい絵を描くのは明るくなる前。でももう6時まえにはピンクの空。絵師毎=エシゴト(面白い誤変換したので採用)一時中断して、イザ!外へとくりだしました。私にとって朝はイメージの源泉、妄想ともいえます。まったく空振りの時もありますが。朝に関しては8割。野球が3割打者を褒め称えるというのが、私にはどうも解せません。他の仕事をしている人は、100%それ以上要求されるのに。30%というのは何故なんだと、野球音痴・嫌いのなせるひが目なのでしょう。10割みんながみんな打ったら面白くもなんともないんですが。一年をたった十日で稼ぐ良い男なんて言葉がありますものネ!
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居残りコッペパン雲

2010-04-17 08:32:56 | 日記
雨上がり早々に藍色から青色に、明けてくるともう染まるぐらいの青空。でもその中央に巨大なコッペパン雲がデンと居座って居るんですね。薄青い空の時から見かけていて、青空になっても位置が変わらずそこにある。「おやおや、居座り雲や!」という印象。
散歩で湖の所にゆくと、その雲の位置が湖の上にあることを知りました。湖は昨日の雨で取り囲む山々から集まり、もうこれ以上呑めないぐらい雨水を蓄えたことでしょう。デレリ・トロリの状態。
そして湖の居座り雲を見ている内。「あれは雨雲のおくれてきたヤッちゃ!」どこにでもいるんですね、雨雲・鳥・人のなかでも、群れからどうしてもおっとっとと遅れるのが。よそ見をしていたのか、靴ひもが解けたのか、それとも山にぶつかってあやまりゴトを平身低頭ペコペコなんどもおじきしてやっていたのか。青空になって遅れてきた、雨雲コッペパン雲。ところが湖の上にきて。雨水をきこ召した湖が呼びかけたんですね。「今日は陽差しもでるのが早くて、もう熱ッーなってきた(そうですあれだけの雨水を呑んだのですから、さぞや身体が大儀でしょう。それに最近とみに強さをました陽差しが、さぞやダルサもたまりませんでしょう!)。チョイと、日傘代わりにいてくれないかね。ウップ!失礼しつれい」と湖はおくびをしながら、頼み込んだのです。
こういう遅れ勝ちな雲というかヒトというか、頼まれゴトをキッパリ「否!」とは申す性格ではありません。しかたなく湖の日傘代わりになったと言うわけです。ますます雨雲の群れたちから遅れをとってしまいしまうと言うわけです。湖はモチロン王侯貴族の気分。そういえばこの湖辺りは、天下取りの舞台だったんですね。湖王者の風格あり。
さて、「居残りコッペパン雲の受難」の一席。お後はよろしいようで。

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「冬との再会」の舞踏会

2010-04-16 08:12:30 | 日記
どどんどん緑が登りだしていた、北の山々がここからは冬ですよと、水平に線をひいたようにその上からは白い氷雪の粉砂糖帽子。
あれは冬の妖精が舞踏会を臨時に開くために作られたお山の上の氷雪の宮殿なんだ。ホラ!お山の上は雲の白い旗が幾つも靡いているだろ。みんなに呼びかけているんだ。このごろ低いところでガンバリ始めて新緑の妖精たちもゆこうかどうか悩ましげな顔をしている。もう強引に招待されてお山の上当たりまでいってしまった草花たちもいる。霜の薄化粧をして着飾っている、ブルブル震えているケドね。山の上に咲き出したサクラも辛夷もそう。寒くて怖いけれど、凍りに結晶に彩られたきれいな世界。春に浮かれてさまよっていた犬や猫動物達はそそくさと尾を巻いて逃げ足した。中には勇敢な鹿達一家もいる。バンビは親たちの間にシッカリはさまって暖めてもらってのぞき込んでいる。この時期そんな舞踏会が開かれるのめずらしいものね。二日間にわたって、催されるらしい。北の国からも雪だるまやも、スッカリ今は忘れられているサンタさんも、トナカイも招待されてようだ。雪の女王なんて勇んでやってきて、北の地方は大変なことになっているものね。ガンバッテ一杯着ていってみようかな。「着ぶくれ雪だるま」なんていわれそうだけど。踊って暖かくなったら、服をつぎつぎぬいじゃって、それを忘れてかえるシンデレラなんてオチがついたりね。
薄日がさしてりアチコチの山や生やしにスポットライトを当てるように緑を萌え立たせるように明るくしたり、山の上の氷雪の宮殿をうかびあがらせたり、サーッと翳ったり。キラキラ雨粒で時雨れたり。サーッ、いよいよ始まる。
1番目は出し物、冬の妖精達のおどり「冬の妖精たちとの再会」という題。雪の結晶ボタンを付けた踊り子の登場。 イアリングもスノードロップを凍らせたもの。指輪はスミレとタンポポの凍らせてつくったもの。そして靴はもちろん、氷で作られたもの。滑るように踊れるんだ。そしてその回りをおどる冬の妖精達はボタン雪の帽子をつけ、薄氷の羽根をつけている。
●昨日時ならぬ、北につらなる比良山系の一線を画した宝飾してような氷雪粉砂糖帽子に出合い。今朝もおもいっきり陰鬱灰色天気。午後から雨との事ですが、こちらは山沿いですからポチポチ雨の導火線。今朝、この戻り冬を愉しんでしまう絵を描いている内のお話。長いお別れの「冬との再会」と…。まだまだどうなるか、いまの天気は分かりませんが。
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