「では、○○校向けクラスどうぞ!」
そのクラスの、最後の一人に滑り込むことができたなら、きっとお母さんは大きな安心感に包まれるでしょうね。私たち親子は、とてもラッキーだった!と。
でも・・・
小学校受験をしよう決めた時、確固とした学校名までは浮かばなくても、「こんな学校がいいなあ」とか、「こんなのはイヤだなあ」とか、ある程度のイメージは持たれるものでしょう。
たとえば、学業への取り組みに熱心な学校が良い、とか、学業もさることながら、第一に情操教育に力を入れてくれる学校が良い・・・というふうに。
漠然としたイメージではあっても、そういう「好み」は、確かな「親の教育への意志、親の教育観」なんですね。ですから、それがよほどの思いこみや無知からくるものではない限り、学校選びの柱となるでしょう
そんな思いのある中、準備のための幼児教室に初めて足を運びます。
受験をなさるお子様が二人目、三人目のお子様ではない限り、そこは「未知の世界」のはず。
○○さんが通っていた教室、とか、△△さんが良いよと勧めてくれた教室・・・であったとしても、実際に自分の目で確かめ、感じる空気は初めて。きっと、独特の空気を感じ、よほど鈍化な方でなければ、少々の緊張と、複雑な不安と期待を持たれるのではないでしょうか
そして、受付の方に「今日、初めてお邪魔をするのですが。」とお話になる・・・
手慣れた様子で、いろいろと説明をされ・・・なるほど・・・ふーん、そういうものか・・・と思っている矢先に、
「志望校はどちらですか?」
「どんな学校を具体的にお考えでしょう?」
などとたずねられ、心の中では「ゲッ」と思いつつも、恐る恐るちょこっと頭にある学校名をお応えになる・・・
「では・・・幸い、今、○○校向けクラスに空きがあります どうぞ」と言われ、あれよあれよという間に、「○○校」がすっかり「具体的な学校の名前」として感覚の中で定着してしまい・・・
実際に我が子がその「○○校向けクラス」に通い始め、まわり全員がその学校に向けて準備をし、意識を高めている中に身を置いてしまうと・・・
親はいつのまにか、「我が子は、こうしてしっかりと準備をしていれば、いずれうちの子は、○○校に入学するのだ」という感覚にとらわれてしまうでしょう。
○○校では、こういうことは禁物・・・
○○校の場合は、こういう事に重点を置いて・・・
○○校の面接にはこういうお洋服を・・・
のように、次から次へと新しい情報が入ってくると、知らず知らずのうちに、気持ちはすっかり「○○校」に向いていくのは自然の成り行きです
けれど。
本当にそれで良いですか?
○○校・・・への思いは正確ですか?
○○校に何度も足を運び、五感でその学校を感じ、ご両親の肌に馴染む学校でしたか?
○○校に愛着が生まれただけで、ご自分達の教育観に本当にフィットするかどうか、確かめましたか?
こういう「すっかり、その気になってしまった。すっかり、その気にさせられてしまった」ということは、よくあることです。
準備の教室に、悪意は・・・ありません。提供される情報も概ね正確ですし、むしろ、細かいところまで、よく調べられた、感謝すべき情報でしょう。
もし、多少のトリック的な悪意をあなたがのちのち、感じるとすれば、それは教室は、あなたの意志が確固としたものなのか、まだまだ漠然としたものなのか?を、確かめなかった、というだけです
あくまでも、自己責任によって、その「○○校向けクラス」を選んだのです、よね。
ですから、「すっかりその気」になり、あたかも、そのクラスで準備を続ければ、その学校に入学できる・・・と、思いこんでしまう・・・そんな思考の流れに流されてしまったのは、受講する側の勝手、なんですよ
確かに、○○校向けのクラスにいれば、○○校の考査に関する情報も多く、『確率』としては、その学校の考査で高得点を採る可能性は高いでしょう。
しかしです。
絶対に、あなたは親として、受験準備を始めた時から受験が終わるまで、「冷静に物事を見て、自分でしっかりと判断する」という姿勢を守り、それに徹してください
「流されない自分」を持ち、教室やインターネット、ネット上の掲示板まで、すべてを上手に使いこなし、「受験のプラス」になさってください
「○○校向けクラス」で、安心をしないこと
それは、あくまで便宜上のクラス分け、なのですから
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そのクラスの、最後の一人に滑り込むことができたなら、きっとお母さんは大きな安心感に包まれるでしょうね。私たち親子は、とてもラッキーだった!と。
でも・・・
小学校受験をしよう決めた時、確固とした学校名までは浮かばなくても、「こんな学校がいいなあ」とか、「こんなのはイヤだなあ」とか、ある程度のイメージは持たれるものでしょう。
たとえば、学業への取り組みに熱心な学校が良い、とか、学業もさることながら、第一に情操教育に力を入れてくれる学校が良い・・・というふうに。
漠然としたイメージではあっても、そういう「好み」は、確かな「親の教育への意志、親の教育観」なんですね。ですから、それがよほどの思いこみや無知からくるものではない限り、学校選びの柱となるでしょう
そんな思いのある中、準備のための幼児教室に初めて足を運びます。
受験をなさるお子様が二人目、三人目のお子様ではない限り、そこは「未知の世界」のはず。
○○さんが通っていた教室、とか、△△さんが良いよと勧めてくれた教室・・・であったとしても、実際に自分の目で確かめ、感じる空気は初めて。きっと、独特の空気を感じ、よほど鈍化な方でなければ、少々の緊張と、複雑な不安と期待を持たれるのではないでしょうか
そして、受付の方に「今日、初めてお邪魔をするのですが。」とお話になる・・・
手慣れた様子で、いろいろと説明をされ・・・なるほど・・・ふーん、そういうものか・・・と思っている矢先に、
「志望校はどちらですか?」
「どんな学校を具体的にお考えでしょう?」
などとたずねられ、心の中では「ゲッ」と思いつつも、恐る恐るちょこっと頭にある学校名をお応えになる・・・
「では・・・幸い、今、○○校向けクラスに空きがあります どうぞ」と言われ、あれよあれよという間に、「○○校」がすっかり「具体的な学校の名前」として感覚の中で定着してしまい・・・
実際に我が子がその「○○校向けクラス」に通い始め、まわり全員がその学校に向けて準備をし、意識を高めている中に身を置いてしまうと・・・
親はいつのまにか、「我が子は、こうしてしっかりと準備をしていれば、いずれうちの子は、○○校に入学するのだ」という感覚にとらわれてしまうでしょう。
○○校では、こういうことは禁物・・・
○○校の場合は、こういう事に重点を置いて・・・
○○校の面接にはこういうお洋服を・・・
のように、次から次へと新しい情報が入ってくると、知らず知らずのうちに、気持ちはすっかり「○○校」に向いていくのは自然の成り行きです
けれど。
本当にそれで良いですか?
○○校・・・への思いは正確ですか?
○○校に何度も足を運び、五感でその学校を感じ、ご両親の肌に馴染む学校でしたか?
○○校に愛着が生まれただけで、ご自分達の教育観に本当にフィットするかどうか、確かめましたか?
こういう「すっかり、その気になってしまった。すっかり、その気にさせられてしまった」ということは、よくあることです。
準備の教室に、悪意は・・・ありません。提供される情報も概ね正確ですし、むしろ、細かいところまで、よく調べられた、感謝すべき情報でしょう。
もし、多少のトリック的な悪意をあなたがのちのち、感じるとすれば、それは教室は、あなたの意志が確固としたものなのか、まだまだ漠然としたものなのか?を、確かめなかった、というだけです
あくまでも、自己責任によって、その「○○校向けクラス」を選んだのです、よね。
ですから、「すっかりその気」になり、あたかも、そのクラスで準備を続ければ、その学校に入学できる・・・と、思いこんでしまう・・・そんな思考の流れに流されてしまったのは、受講する側の勝手、なんですよ
確かに、○○校向けのクラスにいれば、○○校の考査に関する情報も多く、『確率』としては、その学校の考査で高得点を採る可能性は高いでしょう。
しかしです。
絶対に、あなたは親として、受験準備を始めた時から受験が終わるまで、「冷静に物事を見て、自分でしっかりと判断する」という姿勢を守り、それに徹してください
「流されない自分」を持ち、教室やインターネット、ネット上の掲示板まで、すべてを上手に使いこなし、「受験のプラス」になさってください
「○○校向けクラス」で、安心をしないこと
それは、あくまで便宜上のクラス分け、なのですから
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