【ラスベガス★71】を読みました。
これは【ラスベガスをやっつけろ】の原作本。
本自体の黄ばみは年代物で仕方ないにしても初版・帯付き。
訳/山形浩生(1999/10/19・初版)
ご存知、ラルフ・ステッドマンさんの挿絵
随所に狂気的なイラストが飛び込んでくる
これだよね
帯の背面にはこんなコメントがあります。
この何気ない帯はお宝じゃない?
ハンター・s・トンプソンは20世紀でもっとも偉大な精神の持ち主だよ。
並び称される人だと思うな。(ジョニー・デップ)
「ラスベガス★71」は15歳の時初めて読んだの。
『私もやりたい!』って思ったわ(笑)実際、ハンターは
あの本のまんまのことをやっていたのよ!(ケイト・モス)
アメリカの恥部、つまり資本主義が行き過ぎたあげくの
狂喜めいた現状を、辛辣さとユーモア感覚で初めておおっぴらに
暴露した本、それが「ラスベガス★71」なんだ。(テリー・ギリアム)
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映画のはちゃめちゃぶりからして興味津々。
でしたが・・・・たりらりらーーーん〇△ロ%#
とても一気読みは出来ません。悪戦苦闘!!
物語の始まりはギュィ―――ンと映画を思い浮かべてね。
PART ONE
砂漠の端っこのバーストウあたりで、クスリが効いてきた。
なんか「ちょっと頭がふらついてきた。運転かわってくんない・・・・」
とか言ったっけ。
そこで、いきなり、まわりじゅうにすげー轟音がして、
空はでっかいコウモリみたいなのだらけになって、
(中略)
「おっとぁぁぁっ!このくそけだものどもぁなんなんだ!」
Fear and Loathing in Las Vegas
A Savage Journey to the Heart of the American Dream (Vintage)
ずっと、こんな文章が続く
疲れますよ・・・はぁ。
ドラッグや麻薬のことわかんないし。
乱痴気騒ぎのラリッた様子なんかわからんし。
乱気流、トルネード・・・・に巻き込まれてきりもみ状態
ほっと、一息つけるとこはわずか。
何処までがフィクションなのかノンフィクション
これがGONZO・ハンター・S・トンプソンの真骨頂?
映像だと「P--」って入るさーーー。
本でも黒く塗りつぶしが入りそうな箇所もあり(爆)
欄外に「出版社の弁護士の強硬な主張により実名削除」もあり・・
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ところで、GONZOのDVDの中にタコスを買う場面があります。
この時のハンターさんは絶好調に違う世界にいってたらしい
それは第9章に出てきます。
編者注
この時点で、デューク博士は完全に神経衰弱を起こした模様である。
もとの原稿は支離滅裂であり、もとのテープ録音を探し出して
そのまま転記するより他に手がなかった。
ですって。
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私的には19ページもの訳者のあとがきがお勧め
ハンタースタイルの確立の経緯、時代背景が書いてあります。
縁のある方(ラルフ・ステッドマン、ヘルズ・エンジェルズ、キージー他)も登場。
ニクソン大統領はもちろん、出てきます。
しっかり、読み応えあり
ハンターさんはメキシコ系記者殺害の記事を書いてる最中の骨休みに
「気を静めるために」と
《Fear and Loathing in Las Vegas》を書いたらしい。
ははは・・・気が静まるかい??
因みに、このメキシコ記者殺害の取材相手の弁護士が小説のモデルになってます。
この作品をハンターさんはこう呼んでるそうです。
「60年代ドラッグカルチャーへの醜悪な墓碑銘」
しかしです。。。。
「アメリカン・ドリーム」がなんたるや?
またその終焉とやらも
「アメリカ人だからわかるのか?」とも言えないですけどね。
そうそう、ラウルさんが乗るのは
レッドシャーク(赤のシボレーのコンバチーブル)と
ホワイト・ホエール(白のキャデラック・コンバーチブル)
これこそ、アメリカン・ドリームの象徴。
ダークシャドウでもシボレーが出てきましたね。
で!ここで疑問。
この翻訳はハンターさんの文体が再現されてるのでしょうか?
それとも、全く違っているのか?
訳者の感性なんでしょうね~。あくまでも。
私は・・・・
語尾に多少違和感。
ヤンキーなお兄ちゃん過ぎる気がした。ギャル語みたなのもあるし
結論・・・・・私には難解でした。
読んで、かえって謎を残したハンターさんでありました。
でも、
ラウル(ハンターさん)の持ち物のタイプライター・録音機・バック等・
洋服(半ズボンはL.L.Beanだって )・派手なシャツやスニーカー、
鳥撃ち用ジャケットとなじみ深い物が出てきます。
グレープフルーツをよく食べてるし、
(ラムダイアリーでもオレンジを食べてます)
バカルディも出てまいりました。他お酒もいっぱいね。
「ほーほー」と楽しめるとこもあったよ。
---お久しぶり!! ラウル君です------
この子は健全そのものよ。
タバコだって電子タバコだもん。
Johnny Depp Shampoo
シャンプーのCMのオファが来たけど、頭が禿げてたから断ったんだよね。
いくら出演料高くても、髪の毛がなくちゃーね。
今、ジョニーが出てくれたら・・・鼻血ですわね。
ハンターさんにはまった記事に、長々とお付き合いありがとうございました。
追記-------------
Yaaahさんのコメントで紹介されてるWave Speech です。
始終酔っぱらってるかの様なラウルが素に戻った時にこの一節が流れます。
トンプソンは、しばしば小説から朗読するように求められた時に
それを選んで、インタビュー中にこの一節を引用したそうです。
Wave Speech
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暑いね~
まめちゃん、すごいねー
もう読んじゃったのね
素晴らしい
で、本のこと いろいろ教えてくれて
ありがとう~
もうこれでちょっと読んだ気になったよ(笑)
特に帯に書かれていた文章は貴重~
ラルフさんのイラスト 結構好きー
彼のドキュメンタリーも観たいな~
まめちゃん、大雨大変だったね。。。
で、これからは猛暑が到来??
体調くずさないようにね
ラスベガスは脚本を書く時間がなかったせいか
原作そのままの言葉が多いので、そういう意味では貴重な作品だと思うわ
でも本と映画を比べてみると
ここは抜いたなとかこれとそちらをくっつけるか~とか面白いよ
ローリング・ストーン紙のヤン・ウェナーさんも言ってたけど、私もこの本の始まり(↑に引用してくれた部分)はすごいと思う
あっという間にその世界に引き込まれる
それにハンターが絶対の自信を持っていた
wave speech の部分ね
詩的だと思うわ
ベニチオさんが演じた弁護士さんは
行方不明になってしまったんだよね
墓碑銘って
『ヘルズ・エンジェルズ』の最後も墓碑銘の話で終わってるんだ、ハンターって墓碑銘にこだわりがあるのかな?
シャンプーの話だけど
髪の毛があったら受けてたの?
しかも、ジョニーは覚えてないけどって
上手く誤魔化しているけど一つの国向けだけでって
やっぱり日本よね(インタビュアーには分かっている)
ざ、残念(笑)
で、貼ってくれたところから
弁護士さんのところへ飛んだら
やっぱり息子さんは殺されたと思っているみたいね
ついでに見てたら
そうそうって忘れていた個所の引用があった。
One of God's own prototypes. A high-powered mutant of some kind never even considered for mass production. Too weird to live, and too rare to die.
この部分も映画にも出てきたけど名文よね
素晴らしい
しっかり自分の voice があるよね~
スタートのコウモリとかもそのままなんだね
イラスト見るのもいいな
話はドラッグで目が回りそうだねー
でもなんかおもしろそうだよ~
ケンキージー原作の
映画「カッコーの巣の上で」は見たよ
いろいろ読む本に映画に広がっていきそうだね
↑のwave speechのとこはいい場面だね
私、ここの歌気にってるよ~
シャンプーの知らなかった
ハゲでもCMきちゃうのねー
シャワーシーン
鼻血だよーー
>暑いね~
暑いね!!
>もう読んじゃったのね
素晴らしい
やっぱね・・・読み始めたら先へ先へ
>もうこれでちょっと読んだ気になったよ(笑)
映画と一緒よ~。そのまま。
壊れたジェットコースターに乗った感じ。
>特に帯に書かれていた文章は貴重~
ケイト・モス・・・・・
>ラルフさんのイラスト 結構好きー
彼のドキュメンタリーも観たいな~
ハンターさんに出逢ってから絵が変わったんだよね。
そのへんのところも後書きで書いてあった!
>まめちゃん、大雨大変だったね。。。
凄かった。怖いくらい降ったもん。
なんも被害がなかったからよかったけどね。
今日は晴れたから、さよならケンプさんして来たよ。
>原作そのままの言葉が多いので、そういう意味では貴重な作品だと思うわ
原書を読めばそこのとこ実感できるんだね。
あーー、ハンターさんの言葉が知りたい!!
翻訳だとリズムが違うはず。
>でも本と映画を比べてみると
ここは抜いたなとかこれとそちらをくっつけるか~とか面白いよ
コッチとアッチをくっ付けたか~ってわかるよね。
抜いて欲しくないとこがあったりする。
>ローリング・ストーン紙のヤン・ウェナーさんも言ってたけど、私もこの本の始まり(↑に引用してくれた部分)はすごいと思う
予定の10倍の原稿を送ったから没にされたって。
この方が、このラスベガスを拾ってくれたんだよね。
>それにハンターが絶対の自信を持っていた
wave speech の部分ね
詩的だと思うわ
翻訳でしか読めないのが残念だ・・・・
ラスベガスの映像と共にwave speechを読んだ方が分る気がします。
>ベニチオさんが演じた弁護士さんは
行方不明になってしまったんだよね
1974年、メキシコで謎の失踪って書いてあった。
ベニチオさんもさすがの役つくりでそっくり
>墓碑銘って
『ヘルズ・エンジェルズ』の最後も墓碑銘の話で終わってるんだ、ハンターって墓碑銘にこだわりがあるのかな?
一つ一つに終止符をうって墓碑銘に刻み先へ進む?
ラムダイアリーも物語が終わって始まるって最後に出るね。
ハンターさんの自殺も自分で墓碑銘を刻んだのかな。
>シャンプーの話だけど
髪の毛があったら受けてたの?
受けてないないよね・・・・多分。
イメージつけされるの嫌ってるしね。
>やっぱり日本よね(インタビュアーには分かっている)
ざ、残念(笑
うまくかわしてても、日本って分る。
見たかったよね。コマーシャル
例え、商品が現在は取り扱ってなくても
そのメーカーを買い続けます。
男性用のシャンプーだったのかな?
>やっぱり息子さんは殺されたと思っているみたいね
殺されたのかな?
まーー、危ない生き方ではありますしね
>そうそうって忘れていた個所の引用があった。
調べてみたよ~。その引用句の部分。
がははは・・・全部英語だ。
>One of God's own prototypes. A high-powered mutant of some kind never even considered for mass production. Too weird to live, and too rare to die.
http://www.youtube.com/watch?v=B4c78PZRsHs
これかな。。。動画は
>この部分も映画にも出てきたけど名文よね
素晴らしい
しっかり自分の voice があるよね
http://www.imdb.com/title/tt0120669/quotes
↑ここに引用句のサイトがありました。
小説の中ではどの辺かは分らなかったです。
飛行機に乗せるために滑走路を走るんだよね。
凄いことをしてる。
引用句を見るとハンターさんのvoiceがいっぱいあるんだね。
もう一回、DVDを観て、本も読み直してみるかな
>あっという間に読んじゃったねー
スタートのコウモリとかもそのままなんだね
印象は映画そのものです。
>イラスト見るのもいいな
ネットの画面でしか見ないからネ。
本の中の挿絵で見ると迫力あるよ
>話はドラッグで目が回りそうだねー
でもなんかおもしろそうだよ~
そうそう、それで脳内がぐちゃぐちゃで目がチカチカ
Yaaahさんにコメントで教えてもらって
改めてここ辺だったはずとか読み直したよ。
引用句なんかもよく調べたうえでもう一回、じっくり読もうかな~。
>ケンキージー原作の
映画「カッコーの巣の上で」は見たよ
いろいろ読む本に映画に広がっていきそうだね
わたしは観たのかな?あはははは。
基本、ジョニーの映画しか観なかったし・・
>↑のwave speechのとこはいい場面だね
私、ここの歌気にってるよ~
こうやって当時の画像が流れるって
時代がよくわかるよね。
最近は1970年代にはまってしまった
>シャンプーの知らなかった
ハゲでもCMきちゃうのねー
シャワーシーン
鼻血だよーー
知らなかった?結構知られてるからご存知かと思ったよ。
画像がめちゃ悪いのが残念なんだけど。
ジョニーの話し方とおとぼけぶりがいい!
CMは車とかだと買えないけどシャンプーなら買えるね。
しこたま買うわよ。買い占めてやる。
http://en.wikiquote.org/wiki/Fear_and_Loathing_in_Las_Vegas_(film)
を見たら本にはOne of God's own prototypes.は無いって。
後からハンターさんが書き加え映画だけって書いてありました。
貼ってあるアドレスをクリックした後
Fear and Loathing in Las Vegas (film)をクリックして下さい