ようやく一週間も終わり、龍之助のリクエストにも100%応える余裕がある金曜の夜。「昨日行ったパンやさんへ行きたい」というのでご要望通りオリーブのフォカッチャを購入し、手をつないで坂道を上っていると
「ぼく、頑張って歩いているね」と声をかけられました。振り返ると、そこにはこの蒸し暑さにもかかわらず、紺のブレザーを着た白髪の老紳士。「ぼく歩くの早いなぁ、元気だね」と言われ「こんにちは」とご挨拶。見た目は80前後ぐらいでしょうか。キチンとした身なりから怪しそうな人には見えません。すると「ちょっとまって」と言いながらポケットから取り出した手には飴玉が一つ。「ぼく、おりこうに歩いているからどうぞ」と差し出され、迷うことなく「ありがとう」とニッコリ受け取る龍之助。
知らない人から物を頂いちゃいけないよと教えようか一瞬迷ったものの、ママと一緒にいて連れ去られる訳ではないので言葉を飲み込んだところ。一応、丁寧に挨拶して再び家路を急ぎます。「おじいさん、あるくのおそいね」と言いながら後ろを気にする龍之助の手を引きながら、ひょっとして同じマンションの人かな?と思いながら歩き続けると「ぼく、さようなら!」と再び後ろからおじいさんの声。振り返るとヤレヤレ到着した、と手前のマンションに入っていく姿が見えると「またあしたもきてね~」と再会を期待する龍之助の大きな声。飴玉をもらい、気分を良くしている模様。無邪気な3歳児に警戒心が無いのは当然だと思うものの、物騒な事件も起きているご時世ともあり少々複雑な気分でした。
「ぼく、頑張って歩いているね」と声をかけられました。振り返ると、そこにはこの蒸し暑さにもかかわらず、紺のブレザーを着た白髪の老紳士。「ぼく歩くの早いなぁ、元気だね」と言われ「こんにちは」とご挨拶。見た目は80前後ぐらいでしょうか。キチンとした身なりから怪しそうな人には見えません。すると「ちょっとまって」と言いながらポケットから取り出した手には飴玉が一つ。「ぼく、おりこうに歩いているからどうぞ」と差し出され、迷うことなく「ありがとう」とニッコリ受け取る龍之助。
知らない人から物を頂いちゃいけないよと教えようか一瞬迷ったものの、ママと一緒にいて連れ去られる訳ではないので言葉を飲み込んだところ。一応、丁寧に挨拶して再び家路を急ぎます。「おじいさん、あるくのおそいね」と言いながら後ろを気にする龍之助の手を引きながら、ひょっとして同じマンションの人かな?と思いながら歩き続けると「ぼく、さようなら!」と再び後ろからおじいさんの声。振り返るとヤレヤレ到着した、と手前のマンションに入っていく姿が見えると「またあしたもきてね~」と再会を期待する龍之助の大きな声。飴玉をもらい、気分を良くしている模様。無邪気な3歳児に警戒心が無いのは当然だと思うものの、物騒な事件も起きているご時世ともあり少々複雑な気分でした。