宇宙はこういうものだから始まりは想定できない。が、同時にこうも言える。宇宙は始まりそのものであり、まだ始まってすらおらず、始まりですらない、と。
こう考えることは、さほど難しいことではない。実数がどこまでが0で、どこからが∞かと考えるのと一緒。0と∞が明確でなくても、それは実数の部分。境がなければ実数は0であり∞でもある。それらを含めて実数という概念がある。
宇宙も同じで、宇宙が始まりそのもので、まだ始まっていないのなら、始まりですらないのは当たり前。
重要なのは、人がこのような概念を持ちうることのほうかもしれない。
宇宙=実数とした場合、実数と次元、どちらが上位にくるのか非常に重要な問題のように思われる。結論としては次元の方が先に立つ概念にくる。なぜなら、例えば0だけで構成される次元も考えられるからである(大きさを持たない0だけの3次元とか)。次元を構成するには実数でなくてもよい、すなわち次元の方が上位にくる概念といえる。
だから1次元の実数、2次元の実数という考え方ができるし、∞次元の実数や半次元の実数も想定できる。当然、虚数次元の実数という考えにもなる。
虚数次元で実数がどんな振る舞いをするのか?
虚数次元が実数的な性質をもつとは限らないが(何せ次元の方が上位概念だから)、実数の一部の性質を受け継いで、実数と次元を両立させるため、そして世界を成り立たせるために重要な役割を果たしていると思われる。
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