以前、発見した「気になる平屋」の近くを、週末通りました。
※注意:人さまの現場です。
すっかり完成して、お施主さまが生活をされています。
広い敷地の周りを、外からぐるりと、ふたりで、勝手に「建物探訪」。
一見、とてもシンプルで、クールなイメージですが、
玄関アプローチや庭、回廊になっている外周のデッキや、中庭のデッキに、
ふんだんに、木材や樹を使用しているので、温度を持ったメタリックという感じです。
なぜ、家は高めのCON塀に囲まれたいるのに、そんなに中の様子がわかるのか?
実は、玄関アプローチまで入って、住人のご家族の方に、お話を聞かせていただいたのでした。
ちょうど、タイミング良く、お庭の水やりや手入れに出てこられたご家族の方に、
無理を承知で、声をかけさせて頂きました。
もちろん、声をかけるまでには、かなり、どうしよう…。と悩み、でも、こんなチャンスはないし…と、
そんな私に、「駄目もとで、いいやん。見せてもらえたらラッキーやし。僕が言ってみてあげるやん。」と、主人。
住人の方は、嬉しそうに、お話をして下さり、ご好意で、玄関・庭まで入らせて頂きました。
ここぞとばかりに、色々な質問。
意外だったのは、「結構、様々な要望を設計者にしましたよ。」という言葉でした。
(設計者は、香川県生まれの有名な方。雑誌をみて設計を依頼されたとのこと。)
「家で過ごす時間が、とても増えました。」と、
嬉しそうに言われていたご家族の方の言葉で、こちらも、幸せになりました。
やはり、「家」とは、そうでなくてはいけないのですよね。
建てる事に、意味があるのではなく、建ててからの暮らしに意味があるのですよね。
そう言わしめたこの建物は、間違いなく、ここの住人の方の家になっています。
素敵だなと思う住宅の中を、実際に見られる機会などは、そうそうないので、
とても、勉強になりました。
やはり、勇気を出して声をかけてみるものですね。(主人に感謝です。)
北側屋根はまた他と勾配が違います。
気づかれましたか?このおうち、軒先のトイがほとんどないのです。
最初に出会った工事中の時から、気になっていたので、もちろん、住んでみてからの雨模様などについて質問しました。
松村建築設計事務所HP →http://www.matsumura-architecturaloffice.jp/
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