先日の長女との会話。
「お母さんはこんなに真面目なのにどうして素敵な人と出会えなかったのだろう?」
娘二人はかなり個性的なので、結婚しないのではないかと思っていたが、結局どちらも良い伴侶に巡り合えた。
勿論良いか悪いかなど添い遂げてみなければわからないけれど、愛し合い日々が幸せであればそれで十分だろう。
私は娘たちの父親と共に最後まで生きることが出来なかったし、かけがえのない大切な人であったかと問われれば、「残念です」と答えるほかない。
結婚は軽率であったが、この出会いがなければ娘たちとの縁もなかった。
「誰か良い人がいればいいのに」と長女。
「お母さんは一人でやっていけるから神様は誰とも引き合わせないんだよ。」と、私。
好きな短歌がある。
枕木の数ほどの日を生きてきて 愛する人に出会はぬ不思議
―大村陽子―
諦めや淋しさというのではなく、不思議だなと静かに思う。
愛する人と出会えない人生もあるのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます