昨日は母に会いに行った。
施設職員も母もコロナに感染し1月は面会できなかったので、
1ヶ月半ぶりだった。
認知症はますます進んでいた。
記憶も数分もたない。
ないというから、買い物に連れていきパジャマやズボンを買って帰ったら、
母の箪笥の中にすでに沢山入っていた。
よく調べずに買った私が悪いのだけど、母はもう自分で持ち物を確認することはないようだ。
以前私が買ってあげたブラウスは、母のお母さんが買ってきた、と言っていた。
時間も時代も、人も何もかもがごちゃごちゃになっている。
毎度のことながら淋しい気持ちになる。
でも、よく考えれば、こんなもの忘れはたいしたことではないのだ。
食べることや眠ること、人と話して笑ったりできること
自分の足で何とか歩けること。
まだそれが出来ているのだから十分じゃないか。
そう思うようにしよう。