朝から家のことを急いで済ませて、昼前に母の施設へ。
それからショッピングモールへ行く。
車椅子を借りられるので、どうしても同じ所になってしまう。
普段食べられないような食事と、母が好きなお菓子を沢山買って、しばらく店の中をうろうろする。
あまり外に出られないので、私との月1回の買い物をとても楽しんでいる母だけれど、前月の記憶はもちろん、ない。
私は時々妹になったりするし、母の母がまだ生きていたりする。
それでも元気そうでなによりだ。
施設の夕食は早すぎて沢山お昼を食べた後ではすぐに入らないので、この日は夕食も抜いてもらっている。
7時頃、お腹がすいたら食べるようにと、前日に母のすきな筍ご飯と煮物を作った。
母と一緒にいた頃は、季節ごとに母の好きなおかずを作っていた。
夜ひとりで夕食をとりながら、母も部屋で家と同じものを食べているのだと思うと、何だか少し温かい気持ちになる。