この夏。
誕生日もあったのだけれど、多くのひとから沢山の贈り物を受け取った。
友人たちからは、美味しいもの、珍しいもの、猫のおやつまで!
家族からも。
次女からは琵琶湖の珍しいおみやげを沢山。
長女からはスープの詰め合わせ。
(長女は食費を心配してくれている?)
どれも贅沢で、自分では買わないものだから嬉しくて。
でも、一番嬉しいのはそこにこめられた優しい気持ち。
私のことを思い、気遣ってくれたその心に。
「世界は贈与でできている」
こういうタイトルの本があったと記憶している。
何かを買って贈ってくれる人もいるけれど、贈り物は高価な品ばかりではない。
先日は、私が担当しているおばあさんから、本人が塗った塗り絵をいただいた。
出来栄えを褒めると嬉しそうに笑って、「あなたにあげる」と。
笑顔だったり、言葉だったり。
考えれば、みんなそれぞれに贈り物をしあっている。
資本主義の隙間で、世界中で。
ささやかな贈与が、ひとの心にうるおいを与えている。
頂いた物を感謝して受け取り、次に私は私が出来ることを誰かに。
そんなふうにして生きると楽しい。