去年2023年の暮れ、メキシコが大阪万博への参加を辞退した事を
皮切りに万博の開催を控えた大阪・関西を取り巻く環境が大きく
変化し始めた。 赤字覚悟でも予算は遠慮を知らず嵩む一方で監
査が行き届かないばかりか工期も遅れている。新浪剛史代表幹事
は開催するタイミングを変えて行く、つまりは万博開催の延期を
仄めかしているのだが、橋下徹はこれ位の遅れは万博では当たり
前のように気にしないようなコメントしている。 それでも予算
は青天井で高騰を続けているのだが根拠の無い『どうにかなる』
の楽観的なニュアンスが消えて現実的な黄色信号も出始めている。
既に議論をするべき段階は過ぎてどこかで結論を出さなくてはい
けないはずなのだが、その答えはどれもネガティブに聴こえるも
のばかりだ。 後々には国民の税金への負担は免れえないのだろ
うが戦犯としての大阪維新の会の橋下徹や吉村洋文、松井一郎の
名は覚えておいた方が良さそうだ。橋下徹の「コレは投資です。」
の言葉の裏にどれだけの悪意が含まれるのか考えると恐ろしい。
投資以前にコレは大阪財政の不渡りであると私は思う。
大阪都構想にしろ、万博にしろ大阪財政は多額の予算を捻出する
為に必死で、財政の見直しや健全化には全く関心が無いようだ。
政治家も悪いけれども官僚や役人そして建設業界も巻き込んで
必要悪と言わんばかりに湯水の如く予算を計上していくのは最早
末期的な症状だよ。