57年続く老舗芸能プロダクションの石原プロモーションが俳優業を辞め事実上の店じまいをすると報じられた。
事務所を閉じるのではなく、所属俳優を全て解雇することになる。 少し説明がぎこちなく感じる場合は“石原
軍団は解散”と言った方が解り易いと思う。 石原プロは芸能プロダクションとして役目を終え、今後は故石原
裕次郎の遺産管理をしていくそうです。 そもそも裕次郎の遺言では死んだら事務所を閉めるとしていたが延ば
し延ばしになり没後34年も続いていたが、今回の終活は美談のように受け止められない所もある。
石原裕次郎亡き後の石原プロは知名度は有っても俳優業で成功を収めたとは言い難い、そればかりか2000年代に
西部警察の撮影が事故で中止に追い込まれ、時代遅れでしかも撮影コンプライアンスさえも成り立たない情け無
い姿をファンの前に晒したものだ。 その後も目立った活躍は無く何人かの若手を所属させるだけで、主要メン
バーの給与を払えるだけの収入があったとは言い難い。 つまりは石原軍団と担がれても実際は裕次郎の遺産を
食いつぶして来たのが現状だと思われる。 さらには石原慎太郎東京都知事時代の東京都から支出される義援金
をロンダリングしての偽善チャリティ炊き出しなど、これらの諸問題を看過させてはいけないと思う。
裕次郎が死ぬ間際に妻に「死んだら石原プロを閉めろ。」と言葉を残したのは石原慎太郎が選挙に出馬する時に
多額の金額を無心された経験もあり、跡取りの居ない夫婦にとっては主亡き後も誰かに石原プロを利用されトラ
ブルに巻き込まれる事を心配したとも受け取れる。
石原プロばかりでなく、最近はよく長嶋一茂とセットで大物二世タレントとして売り出し中の石原良純はテレビ
でおもしろ可笑しく父親石原慎太郎の事を茶化して過去の経歴における批判を回避する傾向が強い。 とても尖
閣諸島の現状や都政の機能の不全を起した責任ある政治家として扱われる事は少ない。 笑って誤魔化すようで
は当然ダメですが、それは長男の石原伸晃の政治家としての出世が無くなった開き直りなのだろうか。 築地の
豊洲移設の時にしっかりと断罪しておくべきだったと今でも悔やまれる、石原慎太郎は日本政治の汚点となった。
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