8月15日終戦記念日の朝、スポーツ新聞の一面が最近解散を発表したばかりの石原軍団の元取締役の
渡哲也が10日に肺炎で死亡していた事が載せられていた。78歳だった。 渡にとっては裕次郎の遺言
に準え石原プロモーションを閉める事は終活の一部だったようです。
しかし新聞やテレビで紹介される渡哲也の経歴については正直な所、全く観た覚えのない作品ばかり
ですので感慨深くはなりませんでした。 40年以上むかしに全盛期を迎えた俳優に今の人達はピンと
来ません。 リアルタイムで彼の活躍を知る人はかなりの年齢層に届いていると思う。新型コロナで
亡くなった喜劇役者の志村けんが令和の時代でも現役であったのに対して渡哲也はここ10年の間にテ
レビで見る機会が殆んど無かった。 結果として多くの年齢層から知名度がある志村けんに比べると
渡哲也は過去の人扱いでしかないのだが、それでも渡哲也の死に対して石原軍団の上下関係が厳しい
内輪のやり取りがネタになってしまうのは渡哲也の最後にして下品な印象を与えた。 何度も大病を
患いながらも血色の好いふっくらとした頬が、若々しくて逆に虚しく思えてくる。 今にして思えば
昭和の時代に流行した美容整形の一つなのかもしれないが、あのお饅頭のようにふっくらとした顔か
ら大病をしている姿が想像できないものだ。 葬儀を家族で済ませた後に公表したことなどからも石
原軍団の解散と同じく、芸能界から綺麗に身を引いての最後を本人は望んでいたのだろう。
石原慎太郎が嫌いなので、石原軍団も好きでは無いし興味も無い。 上下関係は厳しいかもしれない
が物事のケジメは着けるべきです。 お悔やみを申し上げます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます