香川県の金毘羅宮が神社本庁からの離脱を発表した。 徐々にですが確実に日本神道の崩壊が
進んでいる事を実感します。 年に一度か二度はこうした神社関連の寂しいニュースが流れて
きて人々の関心を呼びますが、 神社の名前は有名でも馴染みが無いと何も出来ないのが正直
な感想です。 やはり政治とはまた違った意味合いがある。 普段の生活に神社が身近な存在
であっても、組織の枠組みや宗教性の高い難しい「慣行」や「仕来り」が出て来ると全く覚え
の無い話になって関心が遠くなります。
そもそも神社本庁の存在や国会議員の靖国参拝問題など殆んど知らなかったのが一昔、二昔前
の神社神道であり、皆の知る七五三の千歳飴や正月の初詣などが話題の中心で良かったのだが、
今となっては靖国参拝や大人の事情ばかりが神社を動かしている。
夏になると何処からともなく政治家が靖国参拝するか否かで右派からは日本人としての資質や
愛国心が問われ一つの話題になりますが、 そもそも85年の中曽根総理時代に閣僚が揃って靖
国参拝に訪れたこと自体が国民にとっては迷惑な行為であり、 この一度っきりの閣僚の靖国
参拝によって、政治と結び付いてしまった神道は本来の意味を変えてしまったのかもしれない。
そう神社本庁は国家神道として政治利用されることが第一となってしまったのかもしれない。
軍事右傾化を叫ぶネトウヨにとっては今でも精神面での拠り所となっている靖国神社ですが、
今年の夏もまた右派思想の参拝客が大勢集まり靖国神社が注目されるのだろうか。 英霊も
泣くに泣けない情けない令和の時代ですな。
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