治水にはダムが本当に必要か? 堤防はどれ位効果的なのか? 河川を守り人々の生活を守る為に様々な疑問と
課題が突如として国民の立場から噴出してきた。 これまでの水害被害とは少し違う感覚が生まれ始めている。
2020年7月の九州をはじめ、全国的な線状降水帯のもたらす大雨被害は『令和二年7月豪雨』と名付けられ、コロ
ナ禍中の自然災害だった事も有り、国民の関心は高った。 これまで“スーパー堤防計画”や治水の原理に基ず
く“ダム建設”などの行政関連の項目が、水害ネタとして毎度の様にネットで踊る事に不信感が強くなり ネッ
ト工作による情報操作が難しい局面に来ている事は確かだった。
長年に渡り治水の原理の言葉で有権者の信用を得て堅く重石をされた公共事業の蓋がグラ付き始めた。 果たし
て中から出て来るのはパンドラの箱の如く汚職に塗れた魔物か、もしかすると今までの常識を覆すような新事実
が出て来るかもと少しだけ期待もしている。
行政の立案するダム建設は本当に治水の原理に基づき河川の安全を確保できる施設であるかさえも見直すべき時
が来たとなれば、自民党政権の事だ、公共事業で叩けばホコリは出るでしょう。 3.11原発事故により原発発電
は環境にクリーンでレートベース方式では他の発電よりも安いと国民を騙して来た虚偽の建前が完全に崩れ原発
の優位性が通用しなく成ったように、治水の在り方も変わってくるだろうか。
私個人の印象だと、ダム建設はある一定の降水量までは効果的に機能するが、一定量を超えてしまうと河川を守
るどころか、逆に危険度を上げてしまう恐れがある。と考えている。 そして地球温暖化現象で南からの湿った
空気が流れ込み線状降水帯が発生する現代の日本の夏の降水量は、 その効果的に機能する一定数を超えている
のかもしれないと考えている。 今のところその解決策は無く、自然の脅威に畏怖の念を持つことのみだ。また
年間降水量で治水の必要性を議論することも通用しなくなっている。 一週間で一気に降る降水量が重要になっ
てくる。 夏の数か月間の為の治水となれば、多くの面で考え方が変わってくる。
現代人はコロナ禍から多くの事を学んだ。 それは時として病理に対する警戒心を過剰と思える程に強くして、
時には正しい認識により不安から解放される。 そして国民は政府が役に立たない事を悟った。それは日本だけ
の事では無い。給付金の10万円に騙されてはいないか、それだけが政府の仕事であるはずもなく行政の本質は見
失いがちだ。 アベノマスクなんて罰ゲームとしか思えない。 テレビメディアの連日の専門家を招いての予防
策の紹介が最も役立っている。 コロナが本当に恐ろしいモノであるかさえも見失うほどに影響してしまう。
少し前のコロナ疲れから今は完全にだらけている自分がいる。 コロナに対してナメてかかっているよ。
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