地域の人口比からのコロナ感染率と死亡率を計算した自主的な研究をブログ記事にした事がなかなか
の好評でしたので、二匹目のドジョウを狙って再び地域の人口比からの感染率と死亡率を最新のデー
タを基に計算してみました。 今回は誰もが気になる東京五輪開催を前に緊急事態宣言が6月20日以
降も延長されるか検討中の東京都を一か所だけピックアップです。 (6月16日に東京の緊急事態宣言
は予定通りに6月20日に解除の方向が決定したそうです。現時点)
人口比による感染率 人口比による死亡率 感染者だけの死亡率
全国平均 0.619% 0.0113% 1.826%
東京都 1.192% 0.0154% 1.296%
全国と東京の差異 1.92倍 1.36倍 0.71倍
・東京都の感染率は全国平均の1.92倍と非常に高い数値になっている。
・東京都の死亡率は全国平均の1.36倍 高い数値になっている。
・東京都の感染者の死亡率は全国平均の0.71倍で全国平均よりも低くなっている。
前回も書いたように東京都の人口比によるコロナ感染率も死亡率も2つ共々全国平均よりも大幅に
上回っているのに対して感染者の死亡率だけは全国平均よりも下回っている。 この数値だけを見
ると東京都は繁華街を飲み歩く若者の感染が多いからや医療体制が充実しているからだけでは説明
の着かない不可解な感染状況にあります。 また東京都で開催されている自衛隊主催の大規模ワク
チン接種会場はワクチンが多数余っており、都民の感染予防の積極性に問題があるのかそれともま
た別の理由があるからなのでしょうか、こうした現状に東京都以外の人も都内の大規模接種会場で
ワクチン接種を呼びかける声が出たが人流が増えるや人などの理由で否定的な評価がされています。
そういえば、過去のテレビで東京都の感染者の多さの理由に、他の場所で受けたPCR検査が東京に運
ばれて来て東京都内で検査するので都内の検査陽性者の報告がその分多くカウントされてしまうなど
と言っていたが、今から考えるとこの情報は信用ならないな。 こんな検査結果の分別さえも出来な
いのならば、ワクチン接種よりも先にPCR検査の情報の整理にもう少し気を遣うべきだ。
さて東京都の感染率が1.192%で高いと言えども全国平均でも感染率が0.619%な訳で、コレが1年半
の感染累計から割り出される数値となると一年単位ではもっと感染率は低くなるでしょう。 でも只
の風邪では無いので用心が必要ですが、ワクチンを接種も約10か月しか予防が効かず毎年のようにワ
クチン接種が求められるとなると、なんとなく東京の大規模接種会場が閑散としているのも解るよう
な気がする。
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