2022年 新生児数 77万0747人
もしも日本政府が全人口の約1%にあたる120万人余りの新生児数を維持する
意志があるのならば、もしくは過去にあったのならば、2022年の新生児数が
80万人割れをした事で、その目標達成は限りなく難しくなったと考えるべき
で、この段階から新生児数を1.5倍にするなんてことは並大抵の事では無いと
十分に理解する必要がある。 つまりは新生児数が年間120万人に回復するの
は非現実的な努力目標である。
更に予てからのデータによれば、2030年までは日本では唯一人口増加を続け
ると分析されていた大都市の東京都でさえ、その予想を覆しコロナ禍の2022
年には26年ぶりの人口減少に転じてしまった。 日本の人口動態は全国的に
予想を上回るハイペースで少子化が進み、地方だけではなく都市部にまでそ
の影響を示し末期的な数字に直面しても絶望さえ感じないのは、日本人の脳
が個人主義的な幸福論で洗脳されているからに他ならず、最早社会に期待を
することや関心を持つ事は希薄なものになり、政治離れは滅私で献身的な生
き方は返って利用される危険性まである。
2000年代の人口動態の予想や方法論では既に2023年の現在では太刀打ち出来
ずに目標となっていた特殊合計出生率の上昇から女性に多く子供を産んで貰
おうにも保育園さえない。と嘆いていたのも過去の事で少子化の勢いは次の
段階に進み、新たな将来設計が求められる時なのですが、実はそれどころで
は無く、まだまだ解決策に手の届かない所から一歩も二歩も後退して、コロ
ナ禍による今の少子化の速度を止める所から始めなくてはならない。
いつの間にか厚労省と文科省の間で保育園問題のたらい回しは無くなった。
厚労省のデータ改竄問題も闇に葬られ、既に保育所コンシェルジュなど形骸
化した。 厚労省の言うデータを「復元」するとはどういう意味なのか。
2016年の流行語大賞のトップ10にあった 「保育園落ちた、日本死ね」
本当に日本は死んでしまったようだ。いや殺されたのかな?
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