この長く光るものは静止衛星らしい。
2012-04-20 02:30:30とあるので2012年4月20日午前3時頃に撮影した。三脚に固定し、夜中の2時過ぎに起きだして30秒長時間露光し、photoshopを使ってライティング処理をするなど、今から思うと熱意があふれていて小まめだなと思う。
実はバリでUFOをとれないかとの試みで、深夜に三脚とカメラを持って屋上に上がり撮ったものです。
もういち . . . 本文を読む
以下は単なる思い付きをメモしたものです。
それにしてもショーペンハウエルは随分思い切ったことを述べるものだ。「人類は滅びてしまうだろう。それでよいのだ。」とは。
「その慈悲は世界の苦悩を自分のものとすることからもたらされる。よって、人間は万物のための犠牲である」とは。
しかしこの思想、どことなく「幼年期の終わり」のオーバーロードやオーバーマインドを人間に置き換え、人間を家畜に置き換えると筋が . . . 本文を読む
ミチオ・カクがエイリアンと接触するなどと気楽にいってはいけないと述べている。かつてのコンケスタドールを思い出せと。インカの王はスペイン探検隊と接触し捕らえられた。異星人の接触と異人種の接触は似ているのだろう。だからよくよく見極めてからでないと接触してはだめだと。(そういえば「幼年期の終わり」ではオーバーロードなどは人間に味方しているのかどうかよくわからない。)
エイリアンとの接触に能天気な期待は . . . 本文を読む
2021/4/16 加筆
2014/04/29 加筆
①「薔薇の名前」の終わり近くにある下記のフレーズ <神とはただの無なのだ>がこの書のテーマだろうと思う。一体どのような意味が込められているのか。神は存在しないと言っているわけではない。「人間が考えなければいけないことは、唯一つだけだ。この年になってやっとわかった、それは死だ。p109」に呼応する。 ウンベルト・エーコの感慨と一にす . . . 本文を読む
追記 https://news.yahoo.co.jp/articles/2e2ab4f36b0ee10ef6d8d32ba6555850c54c862d
2009年にホワイトハウス入りを果たした際、地球外生命体に関する情報を隠している秘密施設があるかどうか尋ねたそうで、「大統領に就任した時、宇宙人の標本や宇宙船を隠している施設があるかどうか聞いたんだ」「それらの動き方を我々は説明することができ . . . 本文を読む
「きのうのばらはただその名のみ、むなしきその名をわれらは手にする」なるほどウンベルト エーコはホイジンガー「中世の秋」から引用していたのか。いくつかのブログで教えていただきました。私なりの新発見です。
バビロンの栄華は、いまいずこに、いずこにありや、かの恐るべきネブカドネザル、力みてるダリウス、また、かのキルスは。力もて押されてまわる車輪のごと、かれらは過ぎゆきぬ、名は残り、たしかに知られるも、 . . . 本文を読む
「薔薇の名前」ウンベルト・エーコ 例によって気になる箇所の抜書きを作成する。エックハルト、ショーペンハウエル、ウンベルト・エーコは書物の世界で語り合っている。<過ぎにし薔薇はただ名前のみ、虚しきその名が今に残れり> p383 そして「薔薇の名前」の意味がわかった気がする。龍樹の空観とも響き合っている。2019/06/17
①肉体的疲労と精神的緊張が極限に達すると、旧知の人間が幻想のうちに . . . 本文を読む
そろそろ向ヶ丘のバラ園(生田緑地ばら苑)を見に行く頃合いかなと昨年撮ったバラを眺めているうちに「薔薇の名前」の拙ブログをリンクしていた。そこには下記のように記していた。
ウンベルトエーコの「薔薇の名前」で過去に一度だけ愛した女に例えられた薔薇とその名前、愛したその一瞬にすべての意味があり、「思い出」の過去は単に名前(記号)でしかないと「思い出」を否定的にとらえたくなる。しかしどっこいそう単純では . . . 本文を読む
20代の頃に会社の同僚S君が横浜にあった開発センターから港区にあった本社ビルへの移動中に電車の中で「僕は葬式にでるとどうしても笑いの発作が出てきてしまう、また、目の前で婆さんがバナナの皮で転んだら笑いは不謹慎だと思いながらこらえるのが一苦労だ」と語ったことがある。彼は敬虔なクリスチャンで食事の前にいつも十字を切っていた男だ。
笑いはどんな種類であれ人の健康に役立つことがわかっている。吉本の笑いか . . . 本文を読む
倉田百三の「出家とその弟子」ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」は似ているなと思ったが、おそらく師が弟子に語りかけるスタイルがそう思わせるのかもしれない、そういえばカラマゾフの兄弟のゾシマ長老が弟子に語りかけるのにも似ている。この書物たちは互いに語り合っているように思える。
そのときまで書物はみな、人間のことであれ神のことであれ、書物の外にある事柄について語るものとばかり思っていた。それがいま . . . 本文を読む
700万年前に人の祖先は共通の祖先を持つチンパンジーなどに果実の豊富な樹上を追われるようにして森の樹下で暮らし始めた。その結果2足歩行に適した足の形となり、垂直に立つために大きな頭脳を支えやすくなり、頭脳容量もアップしたがチンパンジーからみると樹下に追われたものであり、日陰者として低位に甘んじていたのだろう。
200万年前にヒマラヤの隆起が完成し、アフリカの熱帯雨林が縮小したことで果実が少な . . . 本文を読む
「薔薇の名前」アリストテレスが書いた「笑いだが」に関する本でキリストは笑ったかというテーマの書かれた本には毒が塗ってあった。これは小説だが実際に毒の塗ってある本が見つかった。
2018年07月02日 13時00分「死に至ることもある毒」に汚染された本が大学の図書館から見つかる by Sandrine Néel
デンマークの南デンマーク大学図書館に所蔵されている歴史に関する3冊の本 . . . 本文を読む
身の回りに起きる偶然という事象に意識的に関心を向けだしたのは20代の頃で、ユングの共時性に関する本を読みふけり、易経もその影響で読んだとき以来だから随分と以前になる。もっと記憶を探ると幼い時分から自らの存在と環境に不思議なめぐり合わせ、奇遇という感を漠然と持っていたことにも気がつく。
私の人生で出会った小さな偶然を書き記してみたい。70年生きてきて意外に少ないかなと思う。しかし奇遇の確率計算をし . . . 本文を読む
「記憶の渚にて」白石一文 強く印象に残る文章があった。小説もこういう文章がいくつか文中にあるとそれだけで力作になるのかなと思う。
兄はまさしく過剰な人であった。
そして過剰というのは総じて駄目なのだ。過剰な知性も過剰な才能も過剰な美貌も過剰な家系も過剰な財力も過剰な愛も過剰な憎しみも、さらには過剰な霊感でさえも、およそ過剰という冠のつく状態は人間を必ず不幸にしてしまう。人間は過剰なものをコント . . . 本文を読む
「幼年期の終わり」初読でさらっと流し読みした程度だが、この名作はおいおい読み込んで感想を書き込んでいきたい。まずはざっくりとしたメモから初めて見る。
この名作の注目点は次の6点で、特に6.何故オーバーロードやオーバーマインドは人類を救済しようとするのかあからさまなテーマではなく、本文中に回答も無いが読者には常に疑問がつきまとう。その答えは読者に考えさせるしかけかも。
1.未来からの往還と未来の . . . 本文を読む