独立者と孤立者

久しぶりに仲野先生の講演録が却ってきました。
目にとまったのは、

独立者は私一人で十分だ。私一人でにぎやかだ。
だから、どういう人とでも一つになれる。
孤立者の方は心がちっとも通わない。ずっと人と一緒にいても、
心が寂しいのです。寂しいものだからよけいに人のところへ
くっついていこうとする。

「あなた方が、自分は孤立しているか独立しているか、
自分で確かめる方法を、もし知りたいとおっしゃるなら、
ひとつ教えましょう」そんなもの、人に聞いてもわかりませんから
自分で調べる。その方法が一つあります。
それはどういうことかというと、
道の端の方に人が黒山のようにたかっていることがあるでしょう。
その時に、それを尻目に見ながらスーッと通っていけたら独立者です。
人の股からでも覗かずにはいられないようだったら、これは孤立者です。
孤立者というのは、仲間はずれにされたくないものですからお付き合いが
いいのです。すぐ人の尻馬に乗る。

親戚同士もそうです。こころは全然通いあってないのに、法事から、結婚式
葬式まで他人がやった通りにする。
私の家は私の家だという、そういうことがない。
自己を持たずに生きている。そして寂しいものだから、
何かを頼りにする。その頼りにすることが、これがまた頼りにならず。
悪くすると愚痴や恨みのたねになる。
人を当てにしては腹を立てている。
「あんな薄情な人はおらん」と言う。
そういう形で、ますます誰とも一つになれない寂しい心を抱えて
生きていく所に、孤立者の姿があるのです。・・・・

う～ん深～い。
孤立者でええやん。これは開き直りで読ませていただいた意味がない。
ゴールデンウィークはいい本に立ち返れました。

躑躅で丸

丸く刈り取ってあるつつじ

これも

これもです