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中国では『ウーロン茶』を日本のサントリーが、『緑茶』を台湾の統一グループが売ってます!

2007-11-14 09:54:28 | いろいろなお話(中国大陸)
「中国の人は『ウーロン茶』を飲んでいるんでしょう?」

「テレビCMでも中国の人は『ウーロン茶』を飲んでいるし」

これは大きな誤解です。


『ウーロン茶』というのは実は福建省の特産品

で、福建の人が飲むお茶です。中国大陸の全んどの人(私の駐在

経験では99%以上)は『中国緑茶』を飲んでいます。

茶葉の発酵の仕方が日本の緑茶と少し違い、日本の緑茶が

全んど発酵しないうちに火入れする『未発酵茶』であるのに対し、

中国の緑茶は少し発酵した『半発酵茶』です。


飲み方にも特徴があります。お金のある人は

特有の茶器セットを使いますが、一般の人は

1リットル程度の蓋つきプラスチックボトル(マイボトル)

を持っていて、そこに朝熱湯をフルに入れて

茶葉が下に沈んできてからのんびりと半日くらい

かけて飲んでいきます。せっかちな人は

熱いまま口に入る茶葉をぺっぺとはきながら飲んでましたね!

ちなみに中国緑茶は1煎目はお湯を捨て、5煎くらいまで味わいます。


日本では昔、サントリーや伊藤園が

ウーロン茶を売りたいためのテレビCMを

大量に流したので、「中国茶=ウーロン茶」というイメージが

定着してしまったようです。なおもし横浜中華街などで

中国茶を買う方がいれば、『碧螺春(ビールオチュン)』

がおすすめ!中国の人が皆知っている

最上級の緑茶です。1煎目から5煎目まで

変わっていくおいしさをお楽しみください。

結構高いですけど。


【追記】中国の人は最近までつめたいドリンク(ビールも含めて)

 を飲む習慣がありませんでした。全んどの地元民がいまでも

 冷えてないぬるいビールを飲んでいます。ところがコンビニなど

 が増えて若い人の間でも冷たいドリンクを飲む習慣ができてきました。

 おもしろいことに、

 *中国で冷たい緑茶ドリンクを販売しているのは台湾の「統一グループ」

 *冷たいウーロン茶を販売しているのは日本の「サントリー」

 です。逆みたいな気がしますが・・・

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