2月20日
前々から行きたかった
「明治十二年明治天皇御下命「人物写真帖」-四五〇〇余名の肖像」展を見に
皇居東御苑三の丸尚蔵館へ行ってきました。
まずは東京駅。長らく工事中だった東京駅も開業当時の姿に戻してオープン。
今回の目的は東京駅ではなかったのでじっくりとは見られませんでしたが やはり左右のドームは立派ですね。
和田倉門から内堀通りへ。皇居とはいえ こうやってみると江戸城という雰囲気。歴史を感じます。
立派な大手門をくぐるとそこは皇居東御苑。入場は無料です。
入ってすぐ右側にあるのが尚蔵館。こちらも入館無料。
現在開催中の「明治十二年明治天皇御下命「人物写真帖」-四五〇〇余名の肖像」展は
明治天皇が深く親愛する群臣の肖像写真を座右に備えようとの命により始められた事業であり
写真がまだ珍しかった頃に国家事業として肖像写真の撮影が行われたもの。明治12年というと
西南戦争が終わりようやく維新直後の動乱期が落ち着きはじめたころ。幕末の志士たちが明治政府の要職に
ついて活躍してしていたり、江戸時代の藩主が華族だったころですからねぇ。
教科書や歴史小説に出てきた人物の姿が見られるというのは歴史好きにはたまらない写真展です。
展示会場自体はそれほど広くないのですが じっくりと1時間、時を過ごしてしまいました。
もちろんこの写真展の図録も購入しましたが、丁寧な作りの立派な書籍なのに価格はなんと1500円・・・安いなぁ。
写真展を楽しんだあとは そのまま東御苑を散策。都会の真ん中とは思えない静けさ。
朝は寒かったのですが、お昼頃には暖かくなり、日差しを受けた背中はポカポカと気持ちいいほど。
こちらは江戸城天守跡。1657年に焼失してから再建されることはなかったそうで石垣だけが残ります。
本丸から二の丸に下りていく坂が「汐見坂」・・・かつてはここから“江戸湾”が見えたんだろうなぁ。
今では大手町のビルがドーンと建っています。
二の丸広場では蝋梅が満開。青空に栄えますね。
できれば千鳥ヶ淵から半蔵門あたりまで足を伸ばして“イギリス大使館”周辺も散策したかったのですが、
あいにくその後の予定があり3時までに川口に戻らなければならなかったので 英国大使館は次回に。
今年最初の お父さんの遠足。これから忙しい時期に入るので次はいつになるかなぁ。