雨の広島平和記念公園。お客様はもともと東欧ご出身。お国は大戦中に他国に干渉され、侵略され、多くの人がなくなった歴史を持つ。そんなご両親世代の辛い歴史を聞きながら、自由に憧れ、若くして一人渡米した、という過去があったのでした。そんなわけで、「アウシュビッツにも行った。日本に来たなら広島へ行かねば」とのお言葉。
急遽、京都から広島への旅となりました。
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しとしとと、雨が降り続きます。
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原爆資料館の折り鶴。
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平和の鐘。
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美しい鐘の音。平和の象徴です。
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蓮の花が咲いていました。
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今日のお好み焼きは広島駅構内にて。
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これがなかなか、うまいのなんの。
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駅の売店。見事にずらずらーっと「レモン」味。
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お客様に頂いたケーキもレモン風味。ごっつあんです。
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姫路城も行ってみた。
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別名白鷺城の名のごとく。
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でも、お母さんは展望台まで上がりたいのに、息子さんがもう観光はイヤだという。
というか、基本歩きたくないお客さんに姫路城は無理ですなあ。。
せっかくの国宝、本物のお城なのにね。でもティーンの息子さんにとって、そんなことはどうでもよい。
途中まで歩いたのに引き返す、の巻。。
さて、帰りの新幹線は東京まで約3時間の旅。
ここで新たな事件が発生!
実は数日前の京都から、お母さんのお腹に湿疹が。
お母さんは食物アレルギーもひどく、皮膚も敏感な方。どうやらシャングリラホテルで出した洗濯物によって湿疹が出てしまったようなのです。しかも痒くてこすってしまうからどんどんみるみる広がって。。。。
言われてすぐ、まだ小範囲だったところで、あまりに痒そうだったので、病院をお勧めしたのですが、「行きたくない」という。
それが、姫路城から気になり始め、新幹線の中で大騒ぎに!!
次の大きな駅で下車。大病院に行く、という。いやいや、紹介状もないのに、しかも、午後なのに、まず無理。
でも、大阪がいいか、京都がいいか、と病院チェックを始めるお客様。
と同時に、インターネットで「湿疹」から、とんでもない難病のページに行き着いたお客様は、「この病気の疑いがある。一刻も早く治療を受けないと死んでしまう」と騒ぎ出す。「死ぬ」と聞いた途端に、隣で坊やが泣きじゃくり始める。
まじか。泣くな。
「では東京までとにかく帰って、ホテルに近くて英語対応の聖路加病院に行きましょう。」
落ち着いたソリマチが気に入らない。こんなにパニックしているのに!?。。。とアメリカのご主人に電話をはじめるお客さん。
そしてご主人に電話口でお説教を食らうソリマチ。
「今すぐ飛行機で東京に飛ぶから、私が到着するまでになんとかしろ!」
えー、飛行機で来るってほんと?
どう見ても、ただの湿疹だよーん。
すぐ処置しなかったから、かきむしって広がってしまって、膨れ上がっているだけじゃないか?
と言っても聞かない。
とにかくなだめて席に座らせる。さっきからもうかなり現行犯だけど、車両で携帯電話の通話は出来ません、と付け加え。。
ご主人がアメリカから某大学病院の教授の電話番号を入手、私に電話をしてみてもらえとまた電話。
そうですかーと電話したけど、もちのろんで、受付にて門前払い。。。(泣)。
しかしそこであきらめない、今度はこっちの大学病院の教授につてあり。
色々な人、いろいろな病院を巻き込んで、私もいっぱい電話をいたしましたが、そうこうしているうちに「聖路加病院がいい」とおっしゃってくださった教授あり。
「でしょ?」とお客様を再びなだめて席に座らせる。
ほらほら、もうすぐ3時間が経過。東京に着きますよー。
その夜、東京に着いてから直行した病院で、英語対応でしっかり診察を受け、お薬も頂いて安心したお客様。
やっぱりただの湿疹でした。
死ななくてよかったです、ほんと。
本当に本当に、どれだけ深刻な病状なのかどうか、その場で判断する必要にもせまられる通訳案内士。
お客様みたいにいろいろ調べてたら判断が鈍ってしまうかも。
逆にドしろうとでよかったのか、それともお客様の身になってもっと救急対応すべきだったのか、どうか。。??
急遽、京都から広島への旅となりました。
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しとしとと、雨が降り続きます。
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原爆資料館の折り鶴。
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平和の鐘。
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美しい鐘の音。平和の象徴です。
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蓮の花が咲いていました。
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今日のお好み焼きは広島駅構内にて。
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これがなかなか、うまいのなんの。
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駅の売店。見事にずらずらーっと「レモン」味。
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お客様に頂いたケーキもレモン風味。ごっつあんです。
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姫路城も行ってみた。
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別名白鷺城の名のごとく。
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でも、お母さんは展望台まで上がりたいのに、息子さんがもう観光はイヤだという。
というか、基本歩きたくないお客さんに姫路城は無理ですなあ。。
せっかくの国宝、本物のお城なのにね。でもティーンの息子さんにとって、そんなことはどうでもよい。
途中まで歩いたのに引き返す、の巻。。
さて、帰りの新幹線は東京まで約3時間の旅。
ここで新たな事件が発生!
実は数日前の京都から、お母さんのお腹に湿疹が。
お母さんは食物アレルギーもひどく、皮膚も敏感な方。どうやらシャングリラホテルで出した洗濯物によって湿疹が出てしまったようなのです。しかも痒くてこすってしまうからどんどんみるみる広がって。。。。
言われてすぐ、まだ小範囲だったところで、あまりに痒そうだったので、病院をお勧めしたのですが、「行きたくない」という。
それが、姫路城から気になり始め、新幹線の中で大騒ぎに!!
次の大きな駅で下車。大病院に行く、という。いやいや、紹介状もないのに、しかも、午後なのに、まず無理。
でも、大阪がいいか、京都がいいか、と病院チェックを始めるお客様。
と同時に、インターネットで「湿疹」から、とんでもない難病のページに行き着いたお客様は、「この病気の疑いがある。一刻も早く治療を受けないと死んでしまう」と騒ぎ出す。「死ぬ」と聞いた途端に、隣で坊やが泣きじゃくり始める。
まじか。泣くな。
「では東京までとにかく帰って、ホテルに近くて英語対応の聖路加病院に行きましょう。」
落ち着いたソリマチが気に入らない。こんなにパニックしているのに!?。。。とアメリカのご主人に電話をはじめるお客さん。
そしてご主人に電話口でお説教を食らうソリマチ。
「今すぐ飛行機で東京に飛ぶから、私が到着するまでになんとかしろ!」
えー、飛行機で来るってほんと?
どう見ても、ただの湿疹だよーん。
すぐ処置しなかったから、かきむしって広がってしまって、膨れ上がっているだけじゃないか?
と言っても聞かない。
とにかくなだめて席に座らせる。さっきからもうかなり現行犯だけど、車両で携帯電話の通話は出来ません、と付け加え。。
ご主人がアメリカから某大学病院の教授の電話番号を入手、私に電話をしてみてもらえとまた電話。
そうですかーと電話したけど、もちのろんで、受付にて門前払い。。。(泣)。
しかしそこであきらめない、今度はこっちの大学病院の教授につてあり。
色々な人、いろいろな病院を巻き込んで、私もいっぱい電話をいたしましたが、そうこうしているうちに「聖路加病院がいい」とおっしゃってくださった教授あり。
「でしょ?」とお客様を再びなだめて席に座らせる。
ほらほら、もうすぐ3時間が経過。東京に着きますよー。
その夜、東京に着いてから直行した病院で、英語対応でしっかり診察を受け、お薬も頂いて安心したお客様。
やっぱりただの湿疹でした。
死ななくてよかったです、ほんと。
本当に本当に、どれだけ深刻な病状なのかどうか、その場で判断する必要にもせまられる通訳案内士。
お客様みたいにいろいろ調べてたら判断が鈍ってしまうかも。
逆にドしろうとでよかったのか、それともお客様の身になってもっと救急対応すべきだったのか、どうか。。??