我が家からわりと近くにある、茨城県きっての観光地「筑波山」。秋の紅葉シーズンになると、筑波山は多くの観光客で賑わい、車であふれる。かなり早く到着しないと大渋滞に巻き込まれてしまうので、つい二の足を踏んでしまう。筑波山へ登ったり、筑波山神社などは、大変人気のスポットだが、筑波山にも紅葉の穴場スポットがあるという情報を得て、週末に散歩を楽しんできた。しかも、その穴場スポットの紅葉は、筑波山神社あたりよりも遅く、この時期になってもまだこれから見頃という感じだった。場所は、筑波山麓の梅林のあたりなので、筑波山神社よりはだいぶ麓に近い。第一駐車場のちょっと上に、一回200円の駐車場があり、そこに停めた。9時前だったが、わりと満車に近い感じだったが、地元ナンバーが多かった。梅林の横を上がっていくと、「四季の道」という散策路に出る。片道1km弱の森林管理道路を利用した散策路だが、本当に訪れる人は少なく、静かな小道といった感じのところだった。この四季の道の終点付近に、かえでがたくさんあるようだった。静かな道をぶらぶらと歩いていくと、かえでエリアに到着した。まだ青紅葉の木もあり、緑から黄色、紅色へと色のグラデーションを楽しむことができた。一気に色付いているわけではないので、ものすご〜くたくさんの紅葉という感じではないが、陽の光が当たり、とても綺麗な葉の色を楽しむことができた。この四季の道は、行き止まりになっているので、終点まで行って、梅林へ引き返した。梅林の中のお休み処で、カフェオレを飲んで、朝の散歩の清々しさを味わった。筑波山を後にして、次に向かったのは、筑波山麓の北条大池のそばにある史跡「平沢官衙遺跡」。奈良平安時代のお役所跡に、建物を復元した史跡公園のような所だ。広々とした芝生と裏山の紅葉も美しかった。そして、最後に向かったのは、つくばワイナリー。ワイナリーの建物前には、葡萄畑があり(当然、季節的に葡萄は刈り取られた後)、真新しい建物の中がショップになっていた。ショップに入ると、スタッフさんが詳しく説明してくれた。つくばの土地で育てた葡萄を使って醸造を始めたのは、2年前くらい。その前に、別の土地の葡萄で委託醸造していたワインなどもショップで売られていた。マルスランという、とても珍しい品種で醸造された、ツインピークスマルスランという赤ワインを試飲。美味しかった。我が家からは、近場の半日観光といったところだったが、とても充実した楽しい秋の小旅だった。
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