3月15日のPOLITICOは、イギリスの新国家戦略を報じています。英国首相ボリス・ジョンソンが、100ページほどの新戦略の冊子を高く掲げている、上の写真が印象的です。
その内容を要約すれば〈イギリスは、ヨーロッパからアジアに軸足を移し「世界国家」に回帰する〉となります。 2016年6月23日に実現したブレグジットの後、昨年末のEU正式離脱をきっかけに満を持して公表したものです。
翌日のPOLITICOは、「世界国家」を国是とし、これからインド太平洋地域への傾斜を実現しようとするイギリスにとって、日本が重要なパートナーになると報じています。
つまり、約100年ぶりの日英同盟の実現に向けてのやりとりが、これから日英の間で本格化するというのです。
ではなぜ、〈日本〉なのでしょうか。
インド・太平洋地域は、インド・シンガポール・ニュージーランド・オーストラリアなどの旧大英帝国連邦と重なるところが少なからずあります。つまり、この地域は、イギリスからすれば「英連邦+日本」なのです。
イギリスは、当地域がこれからの世界の経済成長の中心であると目しています。
そうして、そのまま放置しておけば、当地域は、中国とロシアが支配するところとなってしまう。それをなんとしても阻止し、当地域の経済成長を自国に取り込みたい。そのためには、日本とタッグを組む必要がある。
そう考えての日英同盟復活のプランなのです。
TPP参加の表明やクワッド参加は、日英同盟実現の布石と考えることができます。
露骨な間接侵略の中共と玉虫色の同盟国・バイデンUSAに挟まれて、正直、青息吐息というより瀕死の状態だった日本にとって、いわば「神風」のような出来事です。みんなでご先祖様に感謝いたしましょう。
さて、及川幸久さんの動画の次に、以上述べたことの補助線として、河添恵子さんの動画を紹介しておきます。
河添さんの語るところをざっくりと要約すれば、おおむね次のようになるでしょう。
〈国際金融資本勢力を核とするDSは、その世界戦略の第一段階として、虎さん打倒を不正選挙という力ずくで実現した。第二段階が、習近平退治である。DSは、習近平の世界覇権の野望を許容できないから。つまりこれからの国際政治経済の軸は「DS VS 習近平」である〉
事態が複雑なのは、習近平主導の中共寄りのDSも存在する、という点です。つまり、DSも一枚岩ではない、ということです。
2021.03.20【日英】英国!新国家戦略は対中国‼️《日英同盟の復活》【及川幸久−BREAKING−】
【河添恵子】習近平“退治”に乗り出したディープ・ステート【WiLL増刊号#441】