私は、喫茶店で読書をするのが習慣になっています。家で読書をするより集中できるのです。かれこれ40年以上続いています。
今日は、経営している学習塾がお休みなので、数日ぶりに午後から2時間ほどゆったりと喫茶店で読書をしました。ちなみに読んだのは、藤井厳喜さんの「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」のFAXニュース2月号と及川幸久さんの『伝え方の魔術』です。
着席して店内の客の様子を見渡し、ちょっとした違和感を抱きました。皆が皆、マスクを着用しているのです。コーヒーを飲んだり、ケーキを食べたり、おしゃべりをしたりするのに少なからず不便を感じるだろうに、みな律義にマスクを着用しているのです。緊急事態宣言が解除され、もう少しくつろいだ雰囲気なのだろうと予想してお店に入ったので、見慣れた光景ではあるのですが、今日はちょっと異様な感じを受けたのです。
私は、コーヒーをすすりながら本を読みたいので、マスクは外したままでした。だれかがそういう私を見かけて「無神経なオヤジ」と思ったかもしれませんね。当方としては、これ見よがしにはずしたわけではありません。黙って本を読んでいるだけだし、咳をコンコンしているわけでもないし、第一、お互いけっこう離れているし、と自分なりに判断してはずしたのです。
マスクを常時着用することのリスクは、まだ周知されていないのでしょうか。良心的な識者たちは、①マスクで鼻と口をおおっていると酸素の摂取量が減ってしまうこと、および②コロナによる不安がもたらすストレスが体の酸素不足を引きおこし、マスクの着用が酸素不足をいっそう悪化させること、そうして③ストレスとマスクの挟み撃ちによって隠れ酸欠状態が増幅され、そのことによって肝心の免疫力が低下する事態を招いてしまうこと、を訴えています。とくに子どものマスク常時着用は、御法度といえるほどに危険だそうです。
どうやら、コロナそれ自体の脅威よりも、コロナに対する過剰反応によって、私たちは、体のコンディションを悪化させているようです。
緊急事態解除後の不合理な光景を目の当たりにすることによって、その感を強くしました。