最近の自民党の指導層といわれる人たちの精神の劣化はなんとしたものか。
最大の問題点は事実に向き合わないことだ。
「嘘をついてもつき通せば何とかなる」という精神の退廃。
ヒトラーの名言?「嘘も繰り返せば人々は信じるようになる」の信奉者ばかりのようだ。
有権者はぼちぼち目を覚ますべきだろう。
アメリカの再びのトランプの出現は、この国の自分勝手をまた見ることになるのか?
アメリカ国民の理性を信じたいが、最後までもつれるだろう。
ただアメリカはすごいなと思うことがある。
フランスの政治思想家トクヴィルの次の発言だ。
米国の偉大さは、米国が他の国より開明的であることにあるというよりも米国が自らの欠点を直す能力にある。
私の若いころは、「日本は資源は少なく国土も狭い。ただ人材だけは磨けば世界に太刀打ちできる」という考え方が主流だった。
ところがGDPで第二位になったあたりから独善的になり、逆に中国に抜かれたあたりから虚勢を張るようになった。
虚勢を張ったままその欠点を直すことなくさらには嘘をつくまでになった。
今求められているのは、
事実に真摯に向き合い、科学技術力を含めた国民のリテラシー(知識や情報を理解・活用する能力)を高めることだ。