行雲流水の如くに

温暖多雨の気候風土はどうなるのだろうか?

今年の夏ほど異常気象を体感した年はなかった。

こんな年が毎年続くようでは、一体この先どうなるのだろうかと心配だ。

それでもようやく秋の気配が感じられる。

アカシヤのなみきにポプラに秋の風 吹くがかなしと日記(にき)に残れり 石川啄木

 

つりばな

 

今年の北海道の夏は、亜寒帯から亜熱帯へ。

温暖多雨からゲリラ豪雨へ、何とも味気ない。

これからは暑さに強い花を探さねば。

昨日は花屋さんで元気そうな花を買ってきた。

ヒャクニチソウ(ジニア)

宿根ひまわりとペチュニア

 

十団子(とおだご)も小粒になりぬ秋の風 森川許六

宇津谷峠の茶店で売る名物もちかごろは世知辛く小粒になった。

どの時代でも考えることは一緒のようだ。

芭蕉はこの句を「しをり」ありと評価した。

世知辛さを憤慨しても句にはならない。一種、いなした風情を「しをり」と考えたのだろう。

 

薔薇(ピース)

今年のピースはやや元気がない。暑さのせいだろうか?

それとも世界が反対の方向に進んでいるからか?


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コメント一覧

megii123
shimaさん、こんにちは。
過分なお言葉、おそれいります。
今後も老骨に鞭打って精進したいと思います。

最近やたら横文字の言葉が増えて、それがかっこいい、という風潮に反発しています。
日本から古来伝わる和歌や俳句のなかにもいいものがあります。
それを失いたくないですね。
漢詩も好きで時々読みますが、人としての心もちは大きな差はないと思っています。

最近の政治家は本当に小粒になりましたね。
功名心や私利私欲に奔走、まさにその通りです。
megii123
kenちゃん、こんにちは。
本当に今年の夏はとんでもない異常気象でした。
これが通常にになるなんて想像もしたくありません。

異常気象に原子力発電などと言う発想は、「毒をもって毒を制す」といことで洒落にもなりません。
成長万能社会を改めるしかないのでしょうが、今の状況を見ていると、行きつくところまで行きそうな感じ。
なんとも想像したくないこれからの地球ですね。
fumiel-shima
行雲さん、おはようございます。

常に厳しい目で見つめ、静かながらも熱血な言葉で
的確に世相を斬る行雲さんにはいつも敬服しています。

時には短歌で、またある場面では俳句でそれを
私たちに教えていただく手法と知識の深さにも驚くばかり・・・

意味のない功名心や私利私欲に奔走するような政治家たちは
少しでもこのブログに触れてほしいと願っています。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
そうですか?北海道はどうかなと思っていました。ここ軽井沢周辺でも暑くて参りました。今朝は少し秋の風情を感じています。WHOでしたか?「地球温暖化ではなくこれからは地球沸騰化だ」なんて言っていましたが、分かるような気がします。アメリカの中西部なんかも連日40度から45度でエアコンがない家庭は死者が出ていると報道していましたし、全世界砂漠化して風雨の災害(土石流)が酷いですものね。それにBSNHKの北極特集を見ても氷河がどんどんなくなって行くのを見ると脅威に感じます。1度~2度の海水温度が上昇すると数m水位があがるそうですから前に住んでいた葉山の土地などは全部水に浸かります。なんせ葉山は海抜5mのところでした。そして「南海トラフ」ではないですが地震、関東もいつか必ずやって来ます。怖い地球、時代になって来ましたね。
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