行雲流水の如くに

「敵基地攻撃能力」の最大の問題点

自民、公明両党が、「敵基地攻撃能力」の保有で合意した。

しかしその合意内容が新聞などの説明を読んでもさっぱりわからない。

国民の目を欺くためにどうにでも取れる言葉で合意したとしか思えない。

 

敵の武力攻撃が発生していない段階での先制攻撃は許されない、とするならば明確だ。

わが国の領土・領海に進入して攻撃を加えるなどがあった場合、反撃しても良いだろう。

問題は、我が国を攻撃するぞと脅しミサイルに着火する動きを見せた時などにどうするかだ。

◎そのような段階を確認する能力が我が国にあるのか?

◎敵が着火する様子を見せたが、その後何もしなかった場合はどうなるのか?

◎こんなケースは緊急を要するから、対処方針を閣議決定して国会の承認を取るなどできまい。

 

結局、80年前と思考方法は変わっていない。

責任はだれも採らない曖昧方式

全部とは言わないが大部分現場に決断を押し付ける

 

国会で野党が質問しても岸田首相の答弁は、こんにゃく問答みたいなものだ。

どうにでも解釈できる意味のない言葉の羅列。

「専守防衛の姿勢もしっかり守ってまいります。先制攻撃ということにならないようにしっかりとシステムについても考えてまいりたいと思います」

殴られたら殴り返すのか、相手が手を振り上げたら殴るのか?一体どっちだ!


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

megii123
日曜画家さん、おはようございます。
御指摘のように敵基地攻撃能力は、自民党の防衛族(安倍派中心)から、突然のように持ち上がった話で自衛隊の現場サイドでどこまで検討されているかは定かでありません。

ただ専守防衛能力(領海・領空を守る)は、どのような検討がされているのか、きっちりされているのかやや疑問に思っています。検討されているのであれば私の杞憂ですが。
その辺の情報がありませんので明確な返事は出来ませんが、緊急時において「ノーリスク」があり得ないのは事実です。
giroku0930
行雲様
敵基地攻撃(反撃)はこれまで日本が考えて来なかった概念であり、制服を含めて反撃のルールとシステム構築の前段階であるケーススタディに着手した段階ではなかろうかと推測しています。
「わが国の領土・領海に進入して攻撃を加えるなどがあった場合、反撃しても良いだろう」は卓見とは思いますが、旧式でマッハ1の対地ミサイルでも、1分強で領海(23㎞)を飛び越えるために運良く撃墜・破壊し得ても、本土上空ですので残骸等により少なからぬ民間被害が出ることを考慮すべきと考えますが。
megii123
楕円と円さん、こんばんは。
今のような敵基地攻撃論や防衛費倍増などの論議を見ていると、80年前と何も変わっていません。
科学的・合理検討はそれなりにしているのかもしれませんが、肝心の部分は適当にごまかしています。国民に知らせません。
「オレオレ詐欺」レベルで嘆かわしい。
megii123
けんすけさん、こんばんは。
岸田首相はハト派宏池会の理念を引き継いでいると思いましたが、見込み違いでした。
核になる部分がありません。
自民党軍拡派に引きづりまわされているだけですね。
dsnchar1
行雲流水さん>本当に馬鹿げてます。発射予知はアメリカ頼み。国会承認を取っているヒマは無い。潜水艦やら陸上から一斉に何発も撃たれたら対応不可能。
相手はどんどん装備を高度化するから〝攻撃〟装備も際限なくレベルアップしなければならず日本は破綻します。
阿倍~岸田のアメリカ追随は戦争にも付き合わされるわけで恐ろしいことです。
uncle-ken2055
けんすけ

お早うございます

相変わらず言葉遊びで誤魔化す手法は変わりませんね
勿論裏には誤魔化す手法を伝授している方がいるのでしょうが・・

結果嘘が多くてね・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「政治」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事