自民、公明両党が、「敵基地攻撃能力」の保有で合意した。
しかしその合意内容が新聞などの説明を読んでもさっぱりわからない。
国民の目を欺くためにどうにでも取れる言葉で合意したとしか思えない。
敵の武力攻撃が発生していない段階での先制攻撃は許されない、とするならば明確だ。
わが国の領土・領海に進入して攻撃を加えるなどがあった場合、反撃しても良いだろう。
問題は、我が国を攻撃するぞと脅しミサイルに着火する動きを見せた時などにどうするかだ。
◎そのような段階を確認する能力が我が国にあるのか?
◎敵が着火する様子を見せたが、その後何もしなかった場合はどうなるのか?
◎こんなケースは緊急を要するから、対処方針を閣議決定して国会の承認を取るなどできまい。
結局、80年前と思考方法は変わっていない。
責任はだれも採らない曖昧方式
全部とは言わないが大部分現場に決断を押し付ける
国会で野党が質問しても岸田首相の答弁は、こんにゃく問答みたいなものだ。
どうにでも解釈できる意味のない言葉の羅列。
「専守防衛の姿勢もしっかり守ってまいります。先制攻撃ということにならないようにしっかりとシステムについても考えてまいりたいと思います」
殴られたら殴り返すのか、相手が手を振り上げたら殴るのか?一体どっちだ!