行雲流水の如くに

野党統一候補の効果はあった

今回の衆院選をどう総括するか?

自民・公明側から見れば、野党統一候補は大きな脅威であったろう。

(実際、大物議員と言われた石原伸晃、甘利明氏などが落選した)

 

犬飼淳氏による「(衆院選分析)野党4党の候補者一本化による勝敗への影響

上記のレポートは今回の衆院選を緻密に分析して大いに参考になる。

このレポートの結論も野党統一候補一本化を前向きに評価している。

 

問題は野党の側がまとまり切れないことだ。これでは政権交代可能な二大政党制に進めない。

予想されていたことではあるが、日本維新の会が独自の動きを始めた。

大阪はもともと東京に対して強い対抗意識がある。

それでいて商売が絡んでくると柔軟に(無節操と思えるぐらい)対応する。

ベースにあるのは自民党よりも右側の「新自由主義」指向だ。

今後自民党を中にして公明と維新による三角関係が熾烈になる。

しかし自民党は公明党から離れられないだろう。

 

国民民主党も自民党や維新にすり寄りたいようだが、いかにも腰がふらついている。

この政党のご主人様は国民というよりは電力・電機・鉄鋼を中心とした「連合」のようだ。

だから原子力ゼロには反対で、共産党と組むのはイヤのようだが、そうかといってガチンコ勝負も出来ない。

連合からは「維新」と組むのは許さないと言われている。

あまり中途半端だと消滅の危機に陥るだろう。

 

野党は、自民・公明と戦うためには大同団結しかない。参院選に向けて緻密な戦略が必要だろう。

勢いを以て交わるものは勢い傾けばすなわち絶ゆ。 礼楽

(相手の勢力をあてにした交際は、その勢力が衰えれば交際も途絶える)


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コメント一覧

megii123
四季の彩さん
おはようございます。
犬飼淳氏のレポートを早速お読みいただきありがとうございます。
本来であれば、大手メディアがこのような検証をすべきだと思いますが、目先の情報に追い回されて極めて重心が上がっています。先が思いやられます。

熊本県からは、八代亜紀、石川さゆり、水前寺清子など演歌歌手が輩出しています。
私が好きなのは石川さゆりで、「天城越え」、「風の盆恋歌」、「津軽海峡冬景色」など良く歌いました。

短歌を詠む原点は、いろいろあるのでしょうが、自然に向き合ったときの感動を詠んだ歌が私にはしっくりきます。
その意味でこの歌はいいですね。
shou1192_2010
行雲流水さん こんばんは。
犬飼淳氏のレポートは核心をついていると考えます。
政権与党の最大の脅威は、野党が統一されることで、それをさせないため、あらゆる策を講じている状況が垣間見えます。
(マスコミも総動員して)ここは冷静に見ていく必要がありますね。

なお、私のブログへ、コメント頂きありがとうございます。

「八代演歌」には、若いころから惹かれてきました。友人たちからは
「演歌なんて…」とよく言われましたが、八代亜紀さんの歌う演歌には
なぜか心惹かれるものが在りました。

行雲流水さんのお話を伺ってホッとした次第です。谷村新司の群青や、昴も好きな曲でした。

なお、「もみじ葉は ほむら立つごと燃え燃えて・・・」の短歌を
評価頂き嬉しいです。少し大げさに歌っていますが、海の夕映えを背に
燃えるように朱く染まる紅葉に、圧倒されて詠んだものです。
自然を詠む際の、自らの言葉の貧困さに打ちのめされる思いも味わいました。

お心遣い頂きありがとうございます。
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